生命のメッセージ
2006年5月18日 (木) ─
第二議員会館で「生命のメッセージ展in国会」が開かれていた。奈良の方から、「是非、いらしてください。」と手紙をいただいており、本会議終了後に訪れた。
ある日突然、理不尽に生命を奪われた方々の遺品の靴と等身大の人型を並べ、命の尊さを訴える「生命のメッセージ」は、私をしばらくの間、その場に釘付けにした。
そこで展示されている人型の故人の8割は、交通事故死だそうだが、それ以外にも殺人事件、医療過誤、いじめ自殺、一気飲ませの結果の死など、理不尽にかつ暴力的に命を奪われた犠牲者の方々ばかりである。
幼い子の小さな靴が並んでいる。人型は、100cmにも満たない。
子どもたちの不慮の死。
その人型を眺めながら、笑顔の写真と、砂場遊びが好きだったんだろうか?、チョット汚れた靴をみると、そこにその子の魂が降りてきているような気分にとらわれる。
横には、共に亡くなられたお母さんの人型と靴。
どんなに無念だったろうか。涙があふれてたまらない。
生命の尊さと家族の暮らしを守ることの大切さを、無言の人型と靴は、強烈に訴えてくる。
息子さんを交通事故で亡くされたお母さんから地元でこの展示会を開きたいとのお話を受けた。できる限りの協力をしたい旨をお伝えした。
涙をぬぐって、会館の部屋に戻るのにしばらく時間がかかった。
生命のメッセージ