岩手から奈良へ
2011年9月3日 (土) ─
知事選挙の応援で、盛岡を後にする。東京に戻って、地元奈良へ。
代表選挙を終えて新内閣の発足で、この一連の出来事も一段落。僕も、落ち着きを取り戻した生活の準備。
何せ、代表選挙一辺倒となったこの二か月。短いかもしれない閉会中を、有効に使ってちょっと足下を見つめてみたい。
新幹線で戻る車中、地元の仲間たちが僕の帰りを待ってくれている連絡をうれしく思う。「何が食べたい?」と笑いながら聞く声に、みんなの顔をみれればそれで十分!とこっちも笑いながら答える。
家族も待っている。
代表選挙が終わったその日、夜遅かったけど、家族と電話で話した。
ヒロコは、一言「立派だったわ...」と。ちゃんとテレビの前で正座して見てたのよ!・・・うんうん...。
子どもたちには、「お父さん、力不足だった、結果出せなかった。心配かけてごめんね」。一人一人、順番に、みんな小さな声でそして少し恥ずかしそうに「ううん、お疲れさま!」と明るく返してくれた。
おじいちゃんと義母にもお礼を伝えた。
言葉少ない受話器の向こうに、あふれんばかりの温かさと包み込んでくれるやわらかさ。
こんな瞬間があるから、僕は頑張れる。
そして、今宵は奈良で仲間たちが待っていてくれる。酒と笑顔で待っていてくれる。
やっと、心穏やかな、時が訪れようとしている。
岩手から奈良へ