安倍新内閣と高市大臣

2006年9月29日 (金) ─

 安倍総理誕生とともに、組閣が為されその感想を方々から問われる。

 感想と言っても、まだ何もその内閣の方針も具体策も示されていないのにコメントしようがない。「何も、コメントすることはございません。」というコメントでも出しとくか?、とも事務所で話していたが、それもマスコミ軽視とお叱りをいただいてしまうのか。

 しかし、顔ぶれを見て「感想」を政治家に求めるのはいかがなものか。問われるのはその内閣の施政方針でありその実行力である。布陣に対して論評するのは、評論家の方々に任せておけば良いと思う。

 マスコミは、その意味では今日においてもなんら変わらない。むしろ、国民の側のほうが「つまらないこと聞くな!」と思っているのではないかとさえ感じるのだが、どうだろう。

 さて、さらにマスコミからの取材の焦点はかつて2003年の選挙で戦い、その後2区に移られた高市代議士に及ぶ。

 2区ではわが党は議席を失った。党および応援してくださっている皆様方にはさまざまな思いが渦巻いているかもしれないが、私としては奈良から選出された代議士が国のため、地域のため立派に重責を果たして欲しいという以外にない。

 こう言うとすぐに、「民主党奈良県連会長としてそんなこと言ってて良いのか?」とのご批判は飛んでくるかとは思うが、同じ政治家として敬意を表すべきは何のてらいもなく発するべきだと思っている。

 それと、選挙は別の話だ。

 高市さんには、心からお喜び申し上げるとと共に頑張っていただきたいとお伝えした。

 ただし、いざ国会となれば論戦の場。大臣として国を担う発言に、ブレや誤謬は許されない。

 堂々と論じ合える日を楽しみにしている。

安倍新内閣と高市大臣