与党での初の解散

2012年11月17日 (土) ─

 昨日、衆議院が解散された。第45回衆議院総選挙によって与えられた、三年余1174日間にわたる3期目を終えた。

 この間、国土交通副大臣、国土交通大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)、党広報委員長、内閣総理大臣補佐官(東北地方太平洋沖地震災害及び原子力発電所事故の対応)と政府及び執行部で任に当たってきた。また、昨夏は代表選挙に挑戦し候補者として戦った。その後は無役となり、議連の立ち上げ、勉強会の立ち上げなど執行部から離れた立場での活動を行ってきた。そして、この秋より再び党務に戻り政調会長代理としてマニフェスト作成の任に当たってきた。ホントに目まぐるしい日々の三期目であった。

 あらためて、この間の多くの方々からのご支援に感謝するとともに、新たなる挑戦に向かってのスタートに身の引き締まる想いでもある。

 昨日は、2ラウンド目の本会議が午後3時45分に開始となり解散詔書を議長が朗読して解散を宣言。その後、常任幹事会、両院議員総会、マニフェストについての全議員政策懇談会が続けて開催された。

 マニフェスト作成責任者として、全議員懇談会での議員間討議にて原案を提示した。多くのご意見をいただき、再度来週月曜日の午後3時からの全議員政策懇談会をマニフェスト作成委員会総会と位置づけての、議員間討議を確認して会を閉じた時にはもう午後8時近くになっていた。

 解散のご挨拶に、地元に戻ることも第一声を発することもないまま東京に残り一日を終えることになったのは初めてだ。今日も、朝から多摩センターでの櫛渕万里前衆議院議員の講演会での講演と埼玉での政策進捗報告会と続く。

 多くの仲間は、解散と同時に地元に戻り選挙の準備だが、マニフェスト作成責任者にはまだ仕事が残っている。来週いっぱいは、最後の詰めと事務的な作業の確認やらでかかるだろう。何よりも、月曜日の議員間討議がある。骨格全体が、原案から大きくそれることにはならないと思うが、まだ修文や精緻化の作業は残る。

 さらに、マニフェストにもかかわるのだがこの選挙の争点の明確化も重要な仕事だ。

 今日も、多摩や埼玉で同様のことを参加者から問われた。選挙の大義と争点設定により選挙結果は大きく左右される。第三極も、合流となったようだ。

 選挙争点をめぐって、政治感をフルに働かさなければならない。多摩・埼玉では、それこそ我々政治家がさまざまな場面でイシューを提示しながらそれに対する多くの国民の皆さんの声に耳を傾け、判断していかなければならないだろう。それこそ、イシューセッティングは国民の皆さんが決めていくことに他ならないと伝えた。

 小泉総理が「郵政民営化」という政策のシングルイシューで闘ったのは極めて特異な出来事だったのだと思う。

 与党の立場として、感覚を研ぎ澄ませ、模索する。

与党での初の解散