もうひとつの予算委員会

2008年11月12日 (水) ─

 久しぶりの内閣委員会質疑。

 大臣所信に対する一般質疑ということで、誰に何を聞こうか正直迷う。なんせ7人の大臣を抱える内閣委員会はもう一つの予算委員会と言われるほど所掌が多岐にわたる。

 内閣府を統括する河村建夫内閣官房長官、警察関係の佐藤勉国家公安委員長、与謝野馨経済財政担当大臣、甘利明行革担当大臣、野田聖子消費者行政・科学技術・食品安全担当大臣、小渕優子少子化対策・男女共同参画担当大臣、鳩山邦夫地方分権担当大臣と居並ぶ。

 経済財政問題も与謝野さんとやりたいなー、2兆円のばら撒き政策を鳩山さんと議論するのもありだなー、などと思っていたがやはり先の通常国会で修正協議によって成立した国家公務員制度改革基本法に基づく改革プログラムについて確認せんわけにはいかん、ということで国家公務員制度改革について質疑。

 明日にも提示されるといわれている、再就職等監視委員会の同意人事が不同意の場合の総理の権限行使について町村前官房長官の発言を踏襲するかを確認。河村現官房長官も、明言できないようで答弁に窮する。

 引き続き、甘利行革担当大臣に官僚が骨抜きにしようとしている「内閣人事局」構想について質す。

 民主党と修正協議で作った法案に基づく改革プログラムが官僚主導による拙速な処理でまたもや骨抜きにされようとしている。ここは、踏ん張りどころだと与野党協議を呼びかけるが、答えようとしない甘利大臣。

 間違いなく、改革には後ろ向きだな。自民党の中でも改革推進派は多数いるようだし、民主党が協議に参加すれば官僚主導などには絶対にならないはずなのに。

 時間40分は、あっという間で足りないくらいとなってしまった。

 質疑準備に徹夜は、予算委員会並みだがとにかくすべてにおいて全力で集中してやる!と国会事務所には宣言している。強烈な睡魔との闘いが、午後の委員会では待っている。

もうひとつの予算委員会