「政権交代」を封じて

2009年7月26日 (日) ─

 JRパスが使えなくなったので、しっかりと地元!と思っていた矢先に...来たよ来たよ、来ましたよ!

 党本部からのお達し。全国へ、応援に行ってもらう!

 ・・・ハイ、わかりました。

 奈良全県には県連代表として責任を果たす覚悟だが、全国へとなると地元のことが心配で、不安な気持ちに襲われる。しかし...やるしかない。政権交代のためには、全員が一丸となってやるしかない。

 ということで、奈良4区の応援、そして今日は岐阜1区。雷を伴うすさまじい雨だったけど、ここでも雨雲を吹き飛ばした。マイクを持ったら雨が止む。ウソのようだが、ここんとこずっとそう。

 民主が強いとされている東海の中でも、エアーポケットのように言われていた岐阜だけど、若い30歳の柴橋正直総支部長の勢いはすごい。期待が高まる。

 結局、今後もこうして地方日程が入っていく。こうなったら、効率的にしかも徹底的に地元活動を展開する以外にないな。柴橋君にも、今回の選挙は「政権交代」の勢いだけではなくて、「政策」をいかに「生活」に結びつけるかだよ!と告げて別れる。

 実は、このところの地元活動で、感じていることがひとつある。それは、「政権交代」という言葉をいかに使わずにメッセージを発信できるかということだ。

 40日間の長きに渡って、冒頭から「政権交代」の言葉は色あせてしまう。むしろ、党は徹底的に「政権交代」の言葉封じを行うべきだ。全候補者ならびに応援の参議院議員も含めて、メディア並びに街頭や集会で、「政権交代」の四文字を封じる。その代わりに、徹底的に民主党の政策で実現する「生活」のイメージを伝える。この間に、「政権交代」は一切言わない。

 そして、選挙戦本番の最終週、8月27日の木曜日から29日の土曜日までの三日間、今度は全候補者がいっせいに「政権交代」を発する。もちろん、その先頭を切るのは鳩山代表だ。
 「生活」の話を中心にすえて、国民生活をどう変えていくかの具体的イメージを先行させながら、「政権交代」という結果の事象に国民が不安感も抱かないように発信していくことが重要だと感じる。

 ま、これはある意味全党を巻き込む相当高度は戦略論なので、僕なんかの立場でどうこうできるものではないが、解散からの五日間で五体と五感をフルに動かしての現時点での感想だ。

 不易塾日記を鳩山代表も目を通されていると以前に聞いたことがあるので、もし読まれたら参考にしていただきたい、思ってるんだけど。

「政権交代」を封じて