第1190号 「幹成会」発足

2025年9月6日 (土) ─

2日、私が中心となって勉強会を重ねてきた仲間たちと、階猛議員が代表を務めてきたグループが一つになり、新しく「幹成会(かんせいかい)」が発足しました。
発足時点で、立憲民主党現職衆議院議員24名が参加の意思を表明しており、私は階議員と共同で、代表幹事を務めさせていただくことになります。

◆「幹と成る」集団
今、幹成会を発足させた理由には、政治を取り巻く状況の激変があります。国内外に広がる「分断と排除」により社会の混迷は深まるいっぽうで、理不尽な格差や差別があちこちで生じています。こうした歪みを正し、「公正な社会」を実現しなければならない、そして、そのために働く政治家が集い、研鑽を重ねなければならないという思いから新しく仲間を募りました。
幹成会の名称には、今後の日本政治において、「幹と成り」活躍し、政治を変えていく原動力となる人材が集い研鑽の場としたいという思いを込めています。

◆幹成会が果たす役割
幹成会は、規約において、理不尽な格差や差別のない「公正な社会」を実現する目的に資するため、以下の3つの役割を果たす場とすることを定めました。

①熟議による公正な意思決定を 実践する場
②政権の中軸として働く意思を 持つ人材が研鑽を積む場
③SNS時代のあるべき情報発信を 追求する場

党内グループというと、自民党の派閥のように、政策集団の名を借りつつも、実態はボスが子分の面倒を見つつ、政治資金パーティー等により巨額の資金を集めたり、大臣ポスト獲得のために工作を行う互助会のような性格が見られました。
幹成会はそうした旧来の派閥とは異なり、あくまで、政治家個々人が己の力量を高め合い、政治の質を高めていくための場の提供と考えています。
よって、あえて従来から使われてきた「政策集団」という言葉や権力闘争の言い換えとなるような「政権交代」という言葉は使っていません。意思決定は、会員の熟議により公正に行い、各会員が大局的な視点に立って徹底した議論と地道な研鑽を重ねると共に、SNS時代にふさわしい方法により国民の理解と協力が得られる政策を積極的に発信する活動を行います。
幹成会には、昨年の衆院選挙で初当選した議員も多数参加してくれました。
いずれ政治の中心を担う有望な人材ばかりですが、経験不足は否めません。今や立憲民主党内にも、政権実務を担当した議
員はごく少数となりました。単に野党の立場から政府を批判するだけではなく、若手~中堅議員がすぐにでも政権を担える実務能力を伸ばしていく事も急務です。
私や階議員、その他の政権経験を持つベテラン議員がその経験を伝承して、政権交代に備える集団として研鑽を重ねることが出来ればと考えています。
逆に、SNSの利用など政治活動の新しい動きには、ベテランが若手議員から学ぶことも多いと思っています。世代を超えた議員が集うことによる相乗効果にも期待しています。

◆政治が動き出す秋に
幹成会の結成は、昨年来、私と階議員、そして仲間たちとの会合を重ねる中で話し合った結果であり、政局を見据えたものではありません。
しかし、8日には自民党総裁選を前倒しするかが決まり、立憲民主党も11日に両院議員総会を開き、新たな党役員人事が決定されることになります。
政局は一気に動き、このまま秋の解散総選挙となる可能性も排除できません。
党として何を訴えていくべきか、他野党に比して遅れを取っているSNS戦略や若者世代の支持獲得をどうすべきか等について、早速幹成会の仲間たちと具体的な議論を進めたいと考えています。

 

スタッフ日記「夏休みの思い出物語」

質問です!皆さんの夏の思い出はありますか?例えば川遊び、海でビーチフラッグ、スポーツしていた人はインターハイ、全中、甲子園など注目される舞台に立った人もいるでしょう。
今回は私の思い出の一つインターハイのお話を紹介!!
2022年の夏、四国インターハイ。どこを見てもインターハイで熱狂し大盛り上がりを見せていた。私が出場していたのは水球。当時の会場は殺伐とした雰囲気の中、全国の猛者が集う会場は、どこを見ても強豪高校。当時の自分はワクワク感が止まらなかった。
その中で私の人生で重要であった準々決勝。ここで勝てばベスト4になる絶好のチャンスで、開催県が名を連ねるときであり、歴史に刻む瞬間でもあった。対戦相手は滋賀県の長浜北星高校。試合の笛が鳴り、緊張感が増した。試合
のペースを握った我々のチーム。前半を2点リードして、後半は勢いに乗りつつ守備をしたい。と思ったが、後半開始早々に失点してしまった。流れをつかめず、立て続けに失点し、追い付かれ絶体絶命のピンチだった。しかし、この日のチームは違っていた。なぜなら開催県の意地とベスト4になるのだ!と燃えていた。迎えた最終ピリオド。相手の隙を狙う、ミスを誘って一気に点を取ることに成功。その結果は、トータルスコア16対10で勝利を収めた。当時の気持ちは今でも忘れていない。観客席は勝利の瞬間盛り上がり、歓声が会場中に沸いた。当時の自分を振り返ると、一番燃えていた時期で、プレッシャーとともに生きていたことを今でも覚えている。
以上が私の思い出物語でした。今でもこの記憶は一生の宝です。(ミーアキャット)

第1190号 「幹成会」発足