1年を振り返って

2020年12月31日 (木) ─

今年は、とにかく「コロナ禍」の一言に集約されてしまう。大晦日の今日も、東京では新規感染者が1300人を超えると報道されている(16時現在)。政権の無為無策の結果が、このような状況を生んでいることは間違いない。昨日夜、西村大臣は「このまま感染拡大が続けば、国民の命を守るために、緊急事態宣言も視野に入ってくる」と述べたが、明らかに感染拡大継続中だ。年末年始、心静かにステイホーム、どころではないはずだ。
 27日の羽田雄一郎参議院議員・元国土交通大臣の突然の御訃報も、本当に驚き、かつ、痛惜、哀惜の念に堪えない。コロナ禍での雄一郎さんご逝去の報は、参院のみならず衆院、さらには党派を超えて国会全体に激震をもたらした。
 心からご冥福を申し上げると共に、コロナ感染拡大防止こそ、我々国会議員の最大の課題であることを深く肝に銘じるところでもある。あらためて、羽田雄一郎参議院議員・元国土交通大臣のご冥福をお祈り申し上げますとと共に、哀悼の誠を捧げます。
 このように、今年の初めから報道に上がるようになった新型コロナウイルス感染症拡大が、これほどまでに国全体、いや、世界中を揺るがすような事態に至るとは、誰も想像していなかった。
 通常国会はじめも、IR疑獄、桜を見る会からやがて検察庁法改正に繋がる定年延長問題など、猫の目のように課題が移り変わった。
 安倍政権を追い込みながらも野党支持率が上がらない状況が続いた。コロナ感染拡大は、一波から二波へと進みながらも、経済再生と感染拡大防止のバランスが崩れ出すのを止めることができない中、安倍総理の体調問題で辞任が確定となり、あっという間に総裁選政局。
 野党も合流が進んだが、菅新政権誕生後もコロナ対策の失策が続き、アッと今に年末の第三波感染拡大に及んでしまう。年始には、もやは耐えきれない事業者たちの一層の廃業も現実化する可能性が高い。
あらゆる秩序が変わり、政治にももはやかつてのセオリーや常道シナリオなどが通用しない状況が生まれつつある。
政治においても正真正銘の正念場が訪れていると思う。
 翻って自らはどうかと考えると、やはり、ここは野党をまとめ上げることに注力してきたが、あらためて、更なる一手を考え、行動していかないといけないと思っている。
 今年は、総選挙が間違いなく行われる。全ては、国民の生活がどういう状況であるか、を考え、生活に密着した課題の解決を最前線に掲げることしかない。

 今年一年間、本当にお世話になりました。あらためて、来年は勝負の年、全力で取り組んで参ります。皆様、よいお年をお迎えください。

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