□■霞ヶ関幹部人事凍結の不可思議
2019年6月19日 (水) ─
間もなく党首討論が始まるが、いまだ解散の可能性があるのではないかと、どうも、気になる。
総理はやりたいと思っていると確信しているが、客観的情勢評価ではどうか。
そこで、気になるのが霞ヶ関の幹部人事。
慣例的に、通常国会閉会のタイミングで行うのが霞ヶ関幹部人事なのだが、唯一解散総選挙となると、全ての省庁においての政治的司令塔が不在となるので、人事も凍結となる。
一方、参院選では、政権の交代などに直接繋がることがないので、粛々と人事が行われる。
しかし、今回は参院選の年であるにもかかわらず、幹部人事は全く動いていない。
まず、役所のトップである、財務省人事が行われ、その後、官邸と密接な関係にあって内閣官房の主要ポストを占める外務省や経産省、警察庁、あるいは総務省の人事が動き、その後に国交省などの役所の人事が行われる。
私が居た国交省などはおよそ、2週間後だ。
こうした慣例に基づくと、閉会も近づき、今週の月曜日17日に財務人事が行われていれば、7月1日には国交省、そして8日までには全ての省庁の幹部人事構成に決着がつくと思っていたがそうならないのは…。
先週、財務省主計局の主査クラスが移動の挨拶回りを各省に行っていたので、通常の人事が行われると思っていたが、そうではないのを見ると、まだ、解散の可能性があると言わざるを得ない。
あと、半時間ほどで党首討論。
さー、何が飛び出すか?!
□■霞ヶ関幹部人事凍結の不可思議