落ち着きを取り戻して

2006年2月7日 (火) ─

 前原代表の昨日からの質疑の続きが、厳しい調子で行われて
いる。予定時間を過ぎても政府の答弁は右顧左眄で、さらに前
原代表が追求する。予定時間を相当上回った。

 これは、自分の質疑予定時間も変わる。

 山岡副代表の質疑が30分遅れで始まり、さらに山岡副代表も質疑が続く。予定開始時間から大きく遅れていざ、質疑スタート。質疑時間は予定の60分から10分ほど短くなった。時間の制約より国対からの指示のライブドアは聞けない。

 こうなると、課せられた使命である伊藤公介元長官証人喚問に向けての「徹底的な審議」、以外にない。

 前回の補正予算基本的質疑では、感情が激してしまったとの反省から、とにかく冷静に淡々と行うことに心がけた。

 しかし、前回は北側大臣といい安倍官房長官といい、はなから戦闘モードだったもんな。すさまじい援護射撃のような自民党からの野次と怒号にもカチンときてしまった。大いに反省している。

 そして、今日は一転して徹底的に抑えた。抑揚も抑え、「理詰め」を心がけた。テレビを見ている方々が、少なくとも、「これは、おかしい!」と感じていただけるような答弁を引き出すことに心がけた。

 それなりに、できたと思う。

 もちろん、伊藤元長官本人がいない中、伊藤証人喚問を求める質疑というのはなかなかにしんどいのだが、意味のある答弁も引き出せたと思う。昨年の11月15日に国交省に伊藤元長官とヒューザー小嶋社長が訪れた際、局長室で伊藤元長官が小嶋社長に代わって公表を遅らせることと公的支援を要請したとの事実が山本局長答弁より明らかになった。

 これは、大きな事実である。少なくとも、伊藤元長官の記者会見での説明とは大きく食い違う。

 また、伊藤元長官の政治献金をめぐる裏金疑惑も明らかにした。

 もはや、伊藤元長官が国民への説明責任を果たすことは必定である。堂々と、証人喚問をお受けいただきたいと願うし、自民党の理事たちは、国民の声をしっかりと受け止めていただきたい。現時点で、証人喚問を止めているのは、自民党の予算委員会理事たちなのだから!。

 理事席から、野次ばかりを飛ばしているその姿を、国民はどう思うのか!?、ということを考えていただきたい。

 さて、質疑後は記者さんたちが「5点目って、何ですか?。」と聞きに来られるが、「うーん、まだまだ言えんわなぁ。」とお断り。

 「やっぱり、ODAがらみですか?。」との問いに、「エッ(そんなネタあるんやったら、教えてよォ)。」と思わず言葉を飲み込んだ。

落ち着きを取り戻して