背水の陣
2016年7月20日 (水) ─
参院選が終わり、奈良県では前川清成、前田武志の両名の参院議席を失った。
これで、とうとう奈良県での民進党の国会議員は私一人。
先週金曜日、臨時常任幹事会にて前川代表が選挙結果を受けて代表辞任を表明され、その場で、残任期に限り、私が二度目の代表に選出された。もはや、民進党の最後の砦となってしまった以上、その覚悟はできていたが、あらためて置かれている厳しい状況を実感した。
かつて、小泉郵政解散の時にも、民主党奈良県連では衆議院議員が私一人となってしまい、議員活動まだ2年に満たない私が代表に就いた。しかし、当時はまだ、政権交代への希望を国民が潜在的に持っていた時期でもあり、4年の歳月をかけて県内くまなく総掛かり態勢を築き、すべての選挙で勝利し続け、2009年に政権交代をなし遂げた。県下で国会議員7名、地方議員も40名弱の大所帯を築き上げた。地方県連としては珍しい、秘書会も組織し、県連体制を完成させて政府の一員となることから県連代表を辞した。
あれから、7年、再び、県連代表に就いて見渡してみれば、県内の組織体制の弱体化は目を覆うばかりである。
しかし、ここで、弱音を吐いている場合ではない。あらためて、全県の実態を掌握し、すべての選挙に対して県内の勢力総掛かり体制の構築を急がねばならない。前川前代表は「まずは弁護士に戻る」と発言され、前田先生も「一線を退く」とおっしゃっている。
残任期は10月まで。それまでは現体制を引き継ぎ、まずは全県の実態を把握し、それぞれの行政単位ごとに強化の対策を実施していく。
もはや、奈良県連としては待ったなしの状況。
背水の陣。
戦う組織へと陣立てを、県連を、生まれ変わらせる。
背水の陣