総予算衆院通過

2008年3月2日 (日) ─

 予算の最終日、「イージス艦」の集中審議は総理出席テレビ入り。

 与野党の合意事項はここまでということで、その後続く締めくくり総括質疑は与党の強行採決。さらに続く歳入関連法案も財金、総務の両委員会で同じく強行採決。

 議長斡旋による「一定の結論を得る」べく「徹底した審議」行うという前提が崩れたということで与党が与野党合意を反故にした、との結論になった。与党がどう言うのか知らないが、少なくとも鳩山幹事長から代議士会でそのように話があった。

 一定の結論に向けては、与野党共にどっちも都合のいいことを言うだろうし、国民は結構冷めてるんじゃないかと正直思う。どっちがどうとか、もういいからちゃんとやれ!、てなところか。

 国民にとってもはっきりしてるのは、道路を造り続けようとする予算の組み方は、もうダメ!というところ。この一点はおそらくゆるぎないだろう。国交省、アウト!って声が聞こえてきそうだ。

 代議士会の後、本会議は与党のみで淡々と進められ午後10時半過ぎ平成20年度総予算が衆院で可決した。

 これで、来週以降は舞台を参院に移すことになる。予算委員会のお役目は終わった。

 予算メンバーと、代議士会後「お疲れさん!」とガッチリ握手。三年連続予算メンバーだが、耐震偽装でがむしゃらに突っ走った一年目、国対指示の中で追求を一手に引き受けた感の二年目、そしてようやく政策のど真ん中で渡り合えた三年目ということで、わずかながら自分なりの満足感はある。

 日が変わるころ、会館事務所を閉めて宿舎に帰ろうとすると相次いで電話が入った。メディア関係者や同僚先輩議員、果ては官僚方々から口々に「お疲れ様」との慰労の言葉をいただいた。

 こうして、利害を超えて一個人として、見守りかつ応援してくれる人たちがいるからがんばれる。

 時に、永田町の狭い世界で「そこまでがんばらなくてもいいのに」との空気に、孤独感に襲われたりもした。事務所メンバーで肩寄せ合って必死になって周囲の軋轢と戦いながらという場面もあった。「キツイ」ことで有名な事務所、との汚名(?)を「とんでもない!」と吹き飛ばしてやろうととにかく「全員参加で一緒に楽しんでやろう!」と引っ張ってきた。

 どれだけやれたか自分では評価しようがないが、インターン含めスタッフの目が輝き続けたことだけは胸をはれる。そんな、1ヶ月いや、昨年の10月16日に来るべき予算委員会は道路だ!と直感で決めて走り続けてきた4ヵ月半を、事務所以外の多くの方に支えられ励まされてきたことを改めて実感する。心から、感謝。

 わずかな睡眠で、早朝新幹線に飛び乗り奈良に向かう。今日も夜まで地元日程でいっぱいだ。

 でも...。少しでいいから、からだと心を休めたい。

 半日でいいから。子どもたちの甘酸っぱいような汗の匂いの中で過ごしていたい。

総予算衆院通過