空気を感じながら
2008年9月18日 (木) ─
明らかに空気が違う。
ホントに微妙なのだが、刻一刻と変わる街の空気の変化。人の気持ちの移ろいやすさを感じながらも一方で、気持ちの奥底にある「憂い」などの感情がそう簡単には失われないことの重さを感じる。浮動する心と、ぐらつかない心の両方が交錯する境界を常に意識しながら街角にたち、山を歩く。
候補乱立の様相を呈して総裁選一色となった6日、7日の週末。メディアは朝から晩まで自民党総裁選を垂れ流し続けた。しかし、郵政解散の反省と同時に7人目の候補まで登場という状況に、国民はメディアの垂れ流しに一定の距離を置くようになった。
そして総裁選告示後に起こった事故米流通問題、リーマン経営破綻でなだれをうった世界的な金融不安、レームダック化した福田内閣のそ雑な危機管理体制の露呈など国民の意識をいっそう政権から遠ざける事情が重なっている。加えて有力総裁候補の総裁選での失言の繰り返し放送が追い討ちをかける。
国民の意識は明らかに、政権交代に向かっている。恐れることはない。堂々と、政権交代後の明日の姿を示せばよい。必ず、総選挙投票日の夜にはその瞬間が訪れると感じる。
流れはできている。あと、もう少しのひとがんばり。
空気を感じながら