現地視察
国の直轄事業については、三分の一の地方負担を強いられることから全国の知事が異を唱えだしている。とりわけ、大阪の橋本知事の発言は過激さゆえにメディアにも大きく取り上げられた。
いずれにしても、問答無用の「直轄事業の押し付け」はあってはならないし国の裁量よりもむしろ地方に任せていく方向が本来の地方分権のあり方のはずだ。
さて、国交省が3月31日に発表した直轄国道事業の18区間についての凍結はその後ちょっとした波紋を呼んだ。すでに予算化していた都道府県はもとより、地元説明も済ませているのにいきなり「凍結」で現場は混乱した。
混乱するのは当然だ。そもそも事業評価の期限を「年度内(3月31日)」とし、予算成立も年度内を目標にし、かつ予算の執行も成立後直ちにだからこんなことになる。予算委員会で指摘したように、事業評価の期限を予算審議前にする以外にないのだ。
しかし、国交省はまたもやまったくそうした自分たちのやり方は棚に上げて、「評価しなおしました」、「B/Cが1切りました」、「予算執行は当面見合わせます」との対応。全国の地方整備局に、僕の予算委員会審議での資料をファックスしそして凍結について「事業評価しなおしたから」だと言わんばかりの姿勢は、ほとほとあきれる。
こうした、すべて自分たちの問題として捉えない姿勢を徹底的に糺すべく僕は行く。そ、だから宮崎にやってきました(チョット回りくどかったか...)。
宮崎空港着9時5分。レンタカーしてそのまま宮崎県の県土整備部道路建設課を訪ねてヒアリング。宮崎県は国道220号線の崩落箇所をバイパスする路線整備のための「調査検討業務」の予算が凍結となった。説明を受けた後、すぐに国交省の九州地方整備局宮崎河川国道事務所に向かう。ここでは所長以下より、現地の状況説明を受ける。
しかし、本省から何言われているか知らんが、皆さんの異様なほどの緊張のされかたに思わず苦笑い。ちょっと、気の毒な...。12時までヒアリング。
午後には、現地へ視察。220号線をレンタカーで走る。運転は、僕。県の職員も国道事務所の人も、レンタカー本人が運転してやってきたもんだから驚いてたな。
夕方の5時までしっかりと視察して空港へ。空港駅から今度は延岡へ。宮崎2区の予定候補者、道休(どうきゅう)さんの応援に。
いろいろ、おもしろいことあった。補正予算に向けて、弾込めする。