民主党対案「天下り禁止法」
天下り禁止法案の準備を進めている。政調から離れて、国対で肉体作業(!?)に従事していたのだが松本政調会長からお呼びがかかる。
実は与党が提出しようとしている「天下り禁止法案」はザルどころか底抜けになりそうな法案の可能性が高い。「押し付け的斡旋(あっせん)」などという「通常あり得ない」行為を規制する制度を作って裏返しに天下り禁止期間を現行の2年からゼロにしようとしている。あり得ない行為を規制して、今の制限を撤廃するってそこまで官僚にコントロールされてるのか?!、と驚く。
これに対して我々は「良識」の府の参院から松井孝治参議院議員が、昨年から熱心に法案策定作業を行ってきた。「民主党参院の頭脳」とも呼ばれる松井議員の発案する天下り禁止法案をさらにバージョンアップし、衆院での提出を目指す。それも与党よりもはるかにエッジの効いたやつ、というのが政調のオーダー。
郵政民営化法対案、特別会計改革を含む行政改革法対案などの立法作業で議員立法は経験済み。大変だけど、作業のプロセスはわかっている。しかし、納期は3月中旬から末と、相変わらずきつい日程。ウーン、厳しいなぁ、この仕事も。
作業の事務的なことを取り仕切るのに、一期生の鷲尾代議士にお願いする。鷲尾代議士は公認会計士出身。細かな作業も得意と見込んで電話する。
衆院法制局との調整や党内調整、与党案との対比のポイント作りなど、事務局の仕事はなかなかに大変だ。「イヤー、私なんか...」と臆する鷲尾代議士に、「ダイジョーブ、ダイジョーブ!」と甘ーくささやいて、引き受けてもらう。大丈夫!、ちゃんとやるからさ!。
渡辺喜美行革担当大臣が、「民主党案を探れ!」と指示出しているとの霞ヶ関情報を聞く。ビビルなよ!、大臣が。
バシッと正面からぶつけていくぞ。