年の瀬を使って考える
2012年12月31日 (月) ─
特別国会を終え、奈良・国会事務所の仕事納めとなり地元に戻る。静かにゆっくり年の瀬を迎える、とはならないがそれでもホッとする瞬間でもある。
長女や三女も東京から帰省してきて賑やかさを取り戻した我が家だが、年末の片付けも買出しも一切できていない状態。ま、選挙後の正月なので仕方ないかと、あきらめる。
少し時間を作って、「党再生計画」の原案を考えなければならない。もちろん、これから作業チームも構成しながらのことだが、まさにタタキのタタキが必要だ。
「参院選勝利」に向けた計画であることは間違いないが、ここでも少し冷静に「参院選勝利」とは何か?を考えるべきだ。
改選期を迎える46名の参議院議員は離党した面々加えて、「消えた年金問題」で60議席の大勝を果たした07年参院選の結果である。先の総選挙で2000万の比例票が第三局に流れたこの流れを変えるのは並大抵のことではない。気合や感情だけで「勝利」を叫んでいても現実のものとはならない。相当に冷静な分析と判断が必要だろう。
そのためには「勝利」の定義が求められる。メディアが取り上げたがる単なる「勝敗ライン」などの議席の数字ではなく、比例・選挙区の詳細な票の出方、支援・支持者の枠組み、世の中のイシューの行方、など細かな分析を持ってあたらなければ大きく誤りかねない。再度強調するが、メディアなどがの言う「責任を明らかにするための結果の数字」ではないはずだ。
ことのほか「政局報道」が優先するメディア故に仕方ないことかもしれないし、対外的発信に戦略的取り組みの詳細まで付加する必要はないかもしれないが、ここは、考えどころだと思う。
時間的余裕があるわけではないが、少し冷静に考えてみたい。
年の瀬を使って考える