地方政治と国政の狭間で
2007年1月23日 (火) ─
そのまんま東氏の知事選勝利は、永田町にも衝撃を与えた。昨日より、知事選の話を進めている中でも微妙に影響しているような気がする。
いわく、県民党としての流れが期待されているということ。言い換えれば、国政とは違って地方政治では政党政治からの脱却が求められているということになる。自民党も民主党も、既存政党の政治に対しての不満圧力というものは相当に高い。与野党併せての支持率の低下は、如実にそれを物語っている。
昨年お会いした北川教授(前三重県知事)も「マニフェスト選挙を突き詰めていくと、地域政党という新たな政治体制の姿が見えてくる」とおっしゃっていた。まさに、これこそ地方分権、いや地域主権のあるべき姿ではないだろうか。
そのまんま東氏、いや東国原知事はこれから組織のマネジメントという現実が求められる。成果を見ないと何とも言えないが、国民の中には今もって政治に対して「清新」で「真摯」な姿を求める心があることを忘れてはならない。
朝から菅代行の下へ呼ばれる。
官製談合の対策本部が昨年立ち上がったが、通常国会立ち上がりから前半のヤマ場に向けて、準備のハッパがかかる。一方で、国政は紛れもなく政党政治。
国論と同時に政局を睨んだ政争が展開されてきたのも歴史的事実である。
地方政治と国政の狭間で、もがき続ける日々だ。
地方政治と国政の狭間で