各社調査が出揃って...

2008年4月21日 (月) ─

 奈良に帰って、すぐさま街頭演説と支持者訪問。山口での街宣の感触を繰り返し反芻しながら、自分の言葉をチェックする。そして、この選挙、イシューセッティングはできたと確信する。

 かねてから言っていた(2008年4月16日 まぶちすみおの不易塾日記 「こう解決するしかない」)ように、この選挙の争点は道路ではない。間違いなく年金と医療だ。そして言い換えれば、「税金の使い方」だ。

 昨年問題となった「消えた年金」は未解決。毎年6兆円もの税金を道路を造るためだけに今後10年間も使い続けようとし、官僚の天下り法人に年間12兆円もたれ流す政府。

 こんな状況の中、未解決の年金から後期高齢者医療保険制度によって保険料は天引き。しかし、この国の10人に1人(1300万人にも上る75歳以上の後期高齢者)の医療費本人負担は1兆円だ。年金天引きする前に、18兆円の使い道を考えろ、と国民が怒るのも無理はない。それだけの巨費を、医療や年金に振り向ける知恵を働かせなければならないはずではないのか。

 道路や、天下り問題や、税金の無駄遣いといった国会審議の中身が国民には年金、医療の問題となって降りかかってくるのである。

 国会審議は入り口や途中のシステムの議論もする。しかし、国民に直接関わるのは出口の部分だ。

 このことを理解していないと、選挙で踏み誤る。選挙の争点、これは「年金未解決」と「後期高齢者医療」でしかない。確信を持った以上、残りの5日間、これで山口を走り回るしかない。柳井か?、光か?、下松か?、どこへでも何でもしに行く。

 しかし、今週も国会での委員会や本会議が盛りだくさん。身はひとつ。

 ウーン、困った。決めてくれい。

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