前原投手(党首)討論

2005年10月20日 (木) ─

 前原新代表は、学生時代、野球部のピッチャーだった。いつも、真っ直ぐしかほうらなかった、と昔を知る人は言う。

 打たれても、とにかく握りを見よとばかりに、真っ直ぐで勝負していたらしい。

 そんな、負けん気の強さが今日の党首討論にもあらわれていたような気がする。

 前原投手ならぬ党首は、真っ直ぐの握りを小泉総理に見せてから、ど真ん中にけれんみなく投げ込んでいるようにさえ見えた。

 総理に打ち返されたかどうかは、見ている国民の皆さんの判断に委ねるが、いささかも動じずに突き進む姿は、立派だった。

 少々、短気が出たかもしれないが、それも、ヨシだ。

 かつて、国土交通委員会で江藤拓(江藤隆美の息子)の野次に質疑中の前原さんが怒りを爆発させて、「外へ出ろ!。」と一喝して本当に出て行ってしまったことがあった。

 委員長が、戻ってきてください!、と情けなく繰り返していたという逸話がある。

 若干の時間配分の問題はあったが、なかなかの見ごたえある討論だった。もう少し総理にしゃべらせて、発言引き出すってのもあったかも。

 来週に、期待したい。

 党首討論終了後のNC(次の内閣)閣議冒頭で、鳩山幹事長がマスコミとのぶら下がり取材で記者達から、「初めて、党首討論らしい議論が聞かれましたね!。」と声をかけられ、「うれしいような...、なんとも言いがたい気分で...」というコメントが、受けた!。

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