会期を終えて政策勉強

2015年9月28日 (月) ─

 昨日で会期末を迎え、通常国会が閉じた。

 245日におよぶ戦後最長の延長国会となったが、最終局面での安保法制強行採決で、なんとも後味の悪いものになった。審議の終局場面、いろんな意見があると思うが、決まった以上、切り替えていかなければならない。

 臨時国会が開かれるかどうかも不透明とも言われるが、安倍政権は60年安保時の岸内閣をよく見ている。当時、安保改定が成立後、岸信介内閣は退陣した。吉田学校の筆頭だった池田勇人が総理に就き、「国民所得倍増」を打ち出して、安保で国民の反発を招いていた自民党政権を、選挙で圧勝に導いた。

 安倍総理の、次は経済、はまさにこうした常道を歩もうとしているということだ。

 ここからは、心してかからないと、野党は壊滅状態に追い込まれることも十分に考えられる。いつまでも、安保反対に酔っていては、事態の本質を見失うことになる。

 私も、閉会ということで地道な政策活動、地元活動に戻ることになる。

 今日は、エネルギー環境総合調査会の地方視察で、六ヶ所村の核燃サイクル施設に向かう。バックエンド勉強会での研究の一つとして2011年12月20日に原燃を訪ねて以来、4年ぶりとなる。経産省エネ庁による、原燃の一般法人化が検討される中、直近の状況を知る良い機会だ。

 政権時代、バックエンド問題から原発の課題の本質を洗い出すとして取り組んできたメンバーとの視察だったが、残念ながらそのメンバーは全員、今、国会にはおられない。

 当時を思い出しながら、あるべき姿を思い描いて視察。

会期を終えて政策勉強