今国会のヤマ場

2006年11月15日 (水) ─

 昨日は、月曜日の夜遅くに急遽委員会が開かれるからということで古本理事からの連絡を受けて、朝早くの電車で上京してきた。夜行や名神・東名を走るなどの事態ではなかったが、それにしてもやはり速くても4時間の道のりがあるというのはなかなかにハンデだ。

 さて、国会に到着して委員会の部屋に行くのだが一向に始まる様子がない。理事会で協議中とのこと。結局午前中、まるまる委員会室で待機となってしまった。

 先週末、安保委で防衛庁省昇格法案の日程を巡って攻防があった。さらに教育基本法を審議する教育特委でも出口を定めたい与党との綱引きが続いている中、福島知事選の前民主党参議院議員の佐藤雄平候補の勝利などが微妙に影響を及ぼし、国対の対応に作用した模様である。

 補選二勝で沸いていたはずの自民党だが、アメリカ中間選挙の結果や教育特委で明らかとなった「やらせタウンミーティング」などが、政権に影響を及ぼしだしたとメディアもささやきだした。そこでの知事選の結果。

 なるほど、一転してわが方は強気の交渉に立ち、むこうは守勢に転じているのかな?、などと推測してみるが、いずれにせよ日程が定まらないというのはこちらとしても取り組みが難しい。結局、遅れ遅れて午後5時に委員会が開き、財金委では今日水曜日から審議が始まる。

 貸金業法の審議が始まったと思ったら、午後に入り教育特委が与党が強行して締めくくり総括質疑に入った模様。俄然緊張が高まる。

 結局、すべての審議がストップ。そして、午後5時過ぎ、教育特委で与党のみにより採決。国会は完全に「不正常」に突入だ。

 明日からの審議は見えない。とりあえずの金曜日の参考人質疑もあるかどうかわからない状態になった。

 さぁ、明日から国会は止まるのか、それとも粛々と審議が再開されるのか。残念ながら、国対の一員でもなんでもないのでただただ状況を見守る以外にない。

 今国会一番のヤマ場だ。

今国会のヤマ場