井形慶子さんとの一語一会

2006年10月1日 (日) ─

 第2回の一語一会。作家の井形慶子さんをお招きする。

 国会議員としてではなく、一人の人間として「出会い」と「言葉」を大切にしたい、との想いからはじめたこの会。タイミング的には、9月の最終土曜日ということで市内の多くの小学校の運動会と重なってしまった。

 なんと、我が家の5番目と6番目の子どもも運動会。朝一番の場所取りと弁当運びを終えて、開会式のところまでで運動場を後にする。プッチのかけっこ、ヒナコのダンス見れなくてゴメンネ、と心でつぶやき、会場の学園前ホールへ。

 この会は、政治家まぶちすみおの会ではない、ということを大事にし、政治色を抜いたビラなどの告知で行っているので果たしてどのような年代層のどのような方々がお見えになるか見当もつかない。

 前日、スギちゃんに、「どれくらい集まりそう?」とたずねると首をすくめながら、「寒い!」と一言。

 まぁ、一切の動員活動もしない中、運動会などイベントの季節でもあるし、こういう会に興味を持っていただいてかつ足を運んでいただくのはなかなか大変なことだとは思う。でも、東京からお越しいただく井形さんには申し訳ないなぁ、と思っていた。

 しかし、スタッフ女性のエンジェルたちは「かなり、来てくれはると思いますよ。」との力強い言葉。

 さて、10時開演。会場を見て、びっくり!!!ホール会場いっぱいに、若い女性から高齢の男性まで、あふれている。

 スゴイなぁ、井形さんの人気だ。やはり、女性の感は鋭く、正しい。スギちゃん、自身の弱気が出たね!。

 1部で井形さんは、イギリス人の暮らしから「ストックを持たない」暮らしによる豊かさをスライドを交えてわかりやすく話してくださった。

 そして、2部では私との対談。ご自身のイギリスとの出会いから、住まいに対しての意識の違い、家族感から価値観へと「生きる」ことに密着した話をしていただいた。

 かつて、井形さんのインタビューを受けたのだが、今回は私がコーディネーター。しかし、いつしか逆転してこちらが聞かれてしまっていた。

 家族の話に至ると、私の11人家族の中で、誰か一人を選ぶとしたら誰ですか?、と問われて、「ウーン...」。

 思わず黙り込んでしまった。そして照れくさいけど、「奥さんです。」と答えた。汗が噴出する。質問から答えまで、その間、2秒ほどの「間(ま)」があったのだが、会の終了後、すかさず「何、詰まってんのよ!」とヒロコから一言。照れくさかっただけだよぅ、と口ごもる。

 総じて、大盛会に終わった「一語一会」。「次も楽しみにしています!」の多くの言葉をいただいた。

 さぁ、次はどなたと対談してみようか。どんな、言葉を皆さんの心に置いていけるだろうか。

井形慶子さんとの一語一会