マニフェスト発表を終えて
マニフェストが昨日発表された。野田代表による発表会見に同席。プレスにも配布。野田代表の会見は、発表、質疑応答で30分程度。公務のため代表退席後は、細野政調会長が引継ぎ、約1時間で終了。
これにて、10月2日から始まったマニフェストづくりという政調会長代理としてのミッションが終了した。怒涛の2カ月だったが、何とか選挙に間に合わせることができた。
マニフェストの信頼が損なわれていると評される中で、まず信頼回復プログラムに着手し、かつ部門や全議員の討議を丁寧に重ねてマニフェスト作成プロセスそのものを党内の価値観の共有プロセスに転換させていくという試みは、期間が短縮されたとはいえ一定の成果になったと思っている。
安住代行や細野政調会長の指示の微妙な変化に、マニフェスト作成の全体行程(すなわち解散までの行程)が前倒しになりそうな予感がしたのが11月2日(金)。密かにそこから一気にドライブかけて、一方、政策進捗報告会を進める中、総理から解散の気配を感じ取ったのが11月8日(木)。そして予感が確信に変わったのが11月11日(日)で翌日12日(月)には、16日(金)解散ですべての手配を終えた。
こだわったのは、政策を絞り込んでシンプルにすることと、民主党の価値観や立ち位置、理念を示すことと併せて目指すべき国家観や社会像を示すこと。加えて政策の優先順位は争点設定につながるとして最後まで議論の対象となった。もちろん、不足なところもあると思うが、二カ月弱で党内を取りまとめるという意味においてはギリギリのところだったと思う。
政調会長代理としての仕事はこれでひと段落ついた。後は、選挙を戦うものとして世の中の空気を感じ取りながらイシューセッティングについて感覚を研ぎ澄ませる以外にない。
昨日の東京での会見を終えて、今日から全国行脚。今日は福島、茨城、明日は群馬、栃木。明後日は熊本と続く。土曜日は奈良でシビックミーティングがあるので何とか戻らねば。
全国行脚で、イシューが見えてくると信じて頑張る。