バックエンドからエネルギー経済へ
昨年10月議連として立ち上げた「原子力バックエンド問題勉強会」は、今年2月に使用済み核燃料の再処理を含むバックエンド問題について提言を打ち出し、官房長官並びに関係4大臣そして政調会長へと提出してきた。さらに、これら提言を受けて党政調のエネルギーPTに「使用済み核燃料等に関する検討小委員会」が設置され、バックエンド問題は党の政策部門に正式に議論の場を移すことになった。
党政調の検討小委員会でも僕は役員として加わり、そのとりまとめに取り組んでいるところだが、一方の議連である「原子力バックエンド問題勉強会」については、これからさらに発展的にエネルギー問題を、経済・環境の切り口から研究する場へと改組しようという議論にあいなった。
そこで、従来の「原子力バックエンド問題勉強会」を改め、「原子力バックエンド・環境・エネルギー経済研究会」Research Institute for Nuclear Backend, Environment,Demand for Energy and Economy(略称:BE3研)」とした。
今後、この研究会をエネルギー経済、並びに環境含む産業及び核不拡散・原子力政策等々、幅広く議論をしていく場としたい。もちろん、引き続きバックエンドからの原発問題については最大限注力していくことは言うまでもない。
更に、日程を区切っての研究会提言を出す、ということよりもむしろ適宜研究会での講演やメンバーの皆さんにおける討議をまとめて「ディスカッションペーパー」としてホームページに掲載していきたいと思う。議論、討論や論文含めて発表の場にもしていきたい。
今日は、坪郷早稲田大学教授よりドイツのエネルギー政策についてご教授いただいた。非常に興味深く聞かせていただいた。詳細は、これもBE3研のHPに掲載していくのでまたご覧いただきたいと思う。
バックエンドからエネルギー経済へシフト!