路線転換

2009年1月29日 (木) ─

 麻生総理の施政方針を受けて、午後からの代表質問は鳩山幹事長と田中真紀子代議士。

 昨日の施政方針に対する評価は、メディア全般の論調としては厳しいものだった。与党内からも、「ウーン...」という声にならない声が出ているようだ。

 しかし、それでも中には、「改革路線からの転換を鮮明に」などと、官邸からの情報操作にそのまま乗せられている報道もあり、驚く。

 施政方針の「官から民へといったスローガンや、大きな政府か小さな政府かといった発想だけでは、あるべき姿は見えないということです」の一節が、小泉路線の転換と言われる部分だけど、これって鮮明か?

 その後にまた、「市場にゆだねればすべてが良くなる、というものではありません」と言っているのが路線転換ということなのかもしれないが、別に擁護するつもりもないけど小泉構造改革でもそこまではさすがに言ってないだろ(言葉尻を挙げれば別だけど)。

 はっきり言って、麻生総理の施政方針は「鮮明でない」ことがわかったのだと思っている。

 今日の、幹事長と真紀子さんの代表質問はどのような質問になるか、楽しみでもある。

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