資料精査

2005年12月11日 (日) ─

 奈良のホテルオーナーからお預かりした資料の精査作業。うっ、多い。

 これ全部丹念に見るの大変だ。おまけに、CDのデータも相当ある。一つ一つのファイルを開いていくのもこれまた...。

 電子ファイルは、東京持っていって調べるか。スギちゃんコンピュータ苦手だし。ま、紙の資料は夜を徹してやりますと言ってくれてることだから、オニケンと分担してやるとする。

 おおよそ、あたりをつけた資料を指示する。果たして、証人喚問に向けての新たな事実を示すものがあるかどうかはまったくわからない。

 しかし、かつてのさまざまな会社再建の取り組みのときなど、たいてい粉飾された決算の中から、それを見破るというのはほとんど、「感」の世界でもあった。大体あたりをつけて、ガァーッと調べる感じ(どんな感じや!?)。

 そういえば、かつて、ビッグ6(だったっけ?)の一角の監査法人がだまされてた企業の買収監査を、買主側として行って見破ったことがあった。もう、ここでは書けないほどにたくさんの著名人や、一流企業が上場予定だという作り話にだまされて株を持たされていた。  

 買いに行ったときに、アレっ、おかしいな!?、って思ったのは「勘」だった。買収の経営方針を決議する取締役会開催の準備をしながら、すんでのところで、踏みとどまれた。

 とんでもない、大詐欺事件だったけど、被害者側はまずいとばかりに事件そのものをフタしてしまった。なるほどね、お金持ちは、細かいこと(被害など)言うより面子を重んじるのか、と思ったものだ。

 そして、そのときの監査法人の責任者は、その後、われわれのことを「彼ら、調査能力、高いよ!。」と他所に紹介してた。チョット、ぶったまげたがそんなもんだ。

 さ、どうなることですか。

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