自炊とトレーニングとハニービーと
予算委員会が終わって、気が抜けたのと同時に疲れがドット出てくる。
そんな中、休みたいなぁとの甘い気持ちがムクムクと湧き上がってくるのだが、と同僚議員と話していると皆から、「休むって、まさか部屋で収支報告書とかめくってるんじゃないよね?」とか「アー休んだ!、とか言って現地調査入ってたりとかじゃないですよね?」とか、聞かれる。
オイ、それじゃぁ休みにならんだろ!、と言っても「なんだか、まぶちさんとは休みという概念が違ってそうな気がする」などと勝手なことを言われる。
ま、確かにこの一ヶ月は徹底的にストイックな生活に入っていた。
質疑の準備とトレーニング、毎朝のランニング。夜のお誘いはできるだけご辞退申し上げて、予算委員会に集中することだけを考えた。
食事も、ベストな体調を維持するためヘルシーに、と自炊してた。夜11時までやってる白山通りのクイーンズイセタンスーパーで、食材買ってきてチャッチャッと炒めたり茹でたりして食べた。残りもんもランニング後の朝に食べて、無駄は一切なし。相当、安上がりに済んだ。
昼も、消化が良くすぐにエネルギーに変わるものを摂れるように会館の部屋に炊飯器を持ち込んで温(あった)かご飯と野菜中心のおかずや、バナナなどを用意してもらうようにした。試合の時に集中できるベストの状態に持っていくプロスポーツ選手のように、朝イチであれ、夕方であれ、質疑の時間に最高の状態を作れるよう心がけた。
そんな生活のせいか、この一ヶ月でみるみるうちに体重も減り、体脂肪率もストーンと落ちた。燃焼効率が上がり軽くなった身体は、朝からアドレナリンをバンバン分泌させてフル回転で血液を体中に巡らせてくれる。全身が反応する気分だ。湧き上がる活力を維持しようと、国会内の移動時にはすべての階段を駆け上がるようにした。
日本テレビのニュースゼロの密着取材班が、朝のランニングやトレーニングまで撮りたいと言って来られたが、さすがにこれは丁重にお断りした。落ち着かんもんね。
それでもさらに、集中力を高めることができるようにと、会館の部屋にもストレッチマットを入れて、直前までストレッチなどをしていた。
変な事務所と言われるゆえんかもしれない。
もちろん、一方でユルユルの部分もたっぷりあった。気分転換に室内用ラジコンヘリコプター(愛機イエローハニービー!)を会館執務室内に飛ばしたり、iPodからの音楽をガンガン鳴らしたり。
いずれにしても、そうしたこまごまとしたことが質疑に結び付けられなければ何にもならない。
傍(はた)から見れば目に見える結果はないように映ったかもしれないが、自身はかすかだが確かな手ごたえを感じている。
充分な審議時間がなかったのが、つくづく残念でならない。