第795号 市長選・市議選を受け

2017年7月10日 (月) ─

 9日、奈良市長、市議会議員選挙の投開票が行われました。投票率はそれぞれ51%で、前回を大きく下まわりました。

◆市長選挙
 市長選には現職新人合わせて4名が立候補しました。今回は市の財政のあり方や、新斎苑事業などが争点となりましたが、民進党はいずれの候補者に対しても推薦などは行わず、皆様には一市民として、市政を担いうる方に投票をしていただきたいとお伝えしてきました。

 結果は、現職の仲川げん氏が61,934票を得て3期目の当選を果たされました。

 今後、仲川げん氏が市政改革を着実に前進させていただくことを願うとともに、私も奈良市選出の国会議員として、その市政運営を見守って参りたいと思います。

◆市議選 3名が当選
 市議会議員選挙では、現職の内藤智司氏と階戸幸一氏を「公認」し、また、無所属新人の樋口清二郎氏を「推薦」するとともに、今回は無所属となった現職の山口誠氏を「支持」として、支援してまいりました。

 39人の定員に対し、50人が立候補する厳しい選挙戦でしたが、各候補者は身近な住民視点での政策を重視し、子育て支援や地域医療・介護の充実など生活に密着した課題について、市民の皆様に訴えました。

 結果は、内藤候補3,182票、階戸候補2,795票、樋口候補2,734票で3名が当選を果たし、山口候補2,378票で惜敗となりました。

 厳しい選挙の中、一定のご支持をいただくことはできましたが、現職の無所属支持候補が当選を果たせなかったことは、痛恨の極みです。

 今回の選挙でいただいた市民の皆様の様々なご意見を謙虚に受け止め、今後の市政の課題に全力で取り組んで参ります。

◆市民の「声」を国政へ
 先日の都議会議員選挙では、与党自民党と安倍政権の横暴に対し、私たち民進党が批判の声の受け皿になりきれず、議席を減らす結果となってしまいました。

 今回の市議選でも安倍政権への批判をたくさん頂戴しました。

 一方で、社会保障や格差問題、地域経済の再生など、より現実に皆様が抱えている問題について多くのご意見をいただいたことも事実です。

 そうした切実なご意見をきちんと受け止め、国政へと反映させることが国会議員である私の務めです。

 私たち民進党の原点は、「生活者視点」での政策の実現にあります。

 今後も年金制度改革による社会保障の充実や、子育て支援、格差の解消のために徹底的に税制を見直し再分配政策を強化するなど、より暮らしに密着した課題に一つひとつ取り組みます。また同時に、党のガバナンスを一からたたき直すことで、自民党政権に疑問を抱く有権者の受け皿となりうる党に再びなれるよう努力を続けて参ります。

 安倍政権の基盤が揺らぐ今、いつ衆議院の解散総選挙があってもおかしくはありません。

 党の県連代表として、県内全ての選挙区に候補者を立て、体制面でも、また、中身の面でも与党と対峙できる状況を整えて参ります。(了) 

 

スタッフ日記「メロディーと共に」
 夏が近づくと思い出すのは、何年か前に関東へ旅行に行った時の風景です。 歌で聞いた事しかなかった水芭蕉を間近で見ることができたのですが、白い頭巾をかぶったような、清楚なたたずまいに心が安らいだのは鮮明に覚えているものの、初めての場所なのですぐには地名が出てきません。

“遥かな尾瀬、遠い空”

と歌を口ずさんでやっと思い出す具合です。
 音楽は言葉で伝えるよりずっと記憶に残り、イメージも湧きやすいという話を聞きました。例えばふっと聞いただけでその頃の気持ちに引き戻されたり、新しい歌に宇宙が広がったりすることもあります。

 そういえばその時に訪ねた霧ヶ峰、白樺湖、草津温泉もメロディーと共に光景が浮かんできます。

 心に残る歌は大切な思い出です。(葉っぱちゃん)

第795号 市長選・市議選を受け