15日、私は、前川清成前代表の辞任を受け、民進党奈良県連の新代表に就任しました。

◆奈良での厳しい党勢
　私が代表の任にあたるのは小泉郵政解散の時以来の2度目です。その際は野党が大敗し、県内でも民主党の衆議院議員が私1人となってしまったため、議員活動がまだ2年に満たなかった私が代表に就いたのでした。

　しかし、当時は、政権交代への潜在的期待が国民の間に存在していた時期であり、民主党への期待は高いものでした。

　そうした中で、4年の歳月をかけて県内をくまなく歩き、選挙への「総掛かり態勢」を築きました。結果、すべての選挙で勝利し続け、2009年には悲願の政権交代をなし遂げることができました。

　県連自体も多い時には衆院4名、参院3名の計7名もの国会議員と44名もの地方議員を抱える大所帯となり、地方県連としては珍しい秘書会も組織しました。私自身は県連体制を完成させた後、国土交通副大臣に就任したことから、政府での任に専念するため県連代表を辞しました。

　それから7年が経過し、再び県連代表に就く今、民進党への期待は低迷しています。先の参院選では、大変残念なことに、奈良選挙区の前川清成氏、比例区の前田武志氏の両議員の議席を失い、奈良県での民進党所属国会議員は私1人となってしまいました。

　また、県下の地方議員の数もわずか21名に過ぎません。最盛期から考えると、退潮は明らかで、組織体制の弱体化は目を覆うばかりです。この事態は郵政解散での敗北時よりはるかに深刻であるといえます。

◆背水の陣で建て直しに臨む
　しかし、ここで弱音を吐いているわけにはいきません。国民の声に寄り添って、すべての人が尊重しあい、居場所と出番を見つけられる共生社会を作るために、我々はもう一度立ち上がり、前に進まなくてはなりません。

　先の参院選でも、民進党は、民主党として2013年に獲得した17議席のほぼ倍増となる32議席を獲得しました。奈良選挙区においても、3年前の参院選で約14万票だったのに対し、今回は21万票台を得るなど、一定程度の回復傾向はみられますが、さらに慎重な分析が必要です。

　今後は、たくさんの方の声を聞き、しっかりと受け止め、人々の日々の暮らしに密着した政策を練り上げると同時に、選挙を戦う上での足腰である地方組織を地道に建て直していくことが重要です。

　私は、県連新代表として、まずは全県の実態を把握し、それぞれの市区町村ごとに強化の対策を立て、すべての選挙に対して県内の勢力が総掛かりで臨む体制を急ぎ構築して参ります。

　衆院の解散総選挙は、今後の政治情勢によっては年内にも行われる可能性があります。ここでの結果次第では、民進党奈良県連は存亡の危機に立たされることになるという、まさに待ったなしの状況です。

　私自身としても、「背水の陣」の覚悟のもと、奈良県連を戦う組織へと陣立てし直し、生まれ変わらせることに全力を尽くします。（了）

 

スタッフ日記「流行には乗ろうと思います」
　今、ポケモンGoが世界中ですごい話題になっています。中身を説明すると、スマホの位置情報を活用して、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルするといった体験ができるゲームです。

　その影響で、アメリカ人がこれを機にメートル法を覚えだしたり、任天堂の株価は時価総額9，300億円をゲットするなど、社会現象にまでなっていて、1日の利用者数がGoogleMapを超えているのではないかと言われる程の凄まじい勢いです。

　日本でもそろそろ配信が開始されるとのことで、この夏休みはポケモン探しに夢中になる人が増えそうです。
さて、私の今年の夏のビッグイベントは、お祭りです。所属する奈良商工会議所青年部が主催する第6回なら奈良まつりの縁日のブースにお店側として参加します。

　9月3日（土）4日（日）の2日間、平城宮跡の第一次朝堂院などで行いますが、奈良の夏の最後のお祭りの締めくくりとなりますので、多くの方にご来場頂きたいです。

　振り返れば、お祭りで何かをだすという経験は、クレープを出していた高校の文化祭以来で、本当に久々で楽しみです。　当日は大盆踊大会もあります。私も今年はしっかりと盆踊りの講習を受けて臨みますので、夏の終わり悔いが残らないように踊り切りたいと思います。　会場が平城宮跡ですので、

　どこかでレアポケモンが発見されたら人出も想像以上に増えるかもしれませんね。これから炎天下が続くと思いますので、皆様も熱中症には気を付けて夏の思い出を胸に刻んで楽しんでください。（お松）