第731号 民主党から民進党へ
14日、民主党と維新の党の合流後の党名が「民進党」と決定しました。今月27日には結党大会が開催され、新党が旗揚げされます。
◆「民」と「進む」党
党名の決定に際してはまず、民主・維新の両党のチームで協議が進められ、それぞれ「立憲民主党」と「民進党」を候補として絞り込みました。その後、12、13日に行った世論調査の結果、ふさわしいとする意見が上回った「民進党」が新党名に決まりました。
「民進」には国民に寄り添い、共に進む決意が、さらに「進」には改革を前進させるという意味が込められています。これは、地域社会に根差した活動の中から課題を見つけ、国民と広く協同しながら政策を決定し、実行を目指すという、民主党の理念を受け継ぐものです。
◆野党結集を実現する
民主党を応援して下さる皆様からは、長年親しまれた看板を守るべきだという声も頂いていました。
私自身は政治活動を始めてから17年にわたり一貫して民主党の一員として活動をして来ました。党名の変更は、維新の党だけではなく、今後、野党勢力が総結集した節目で行うべきだという考えは今でも変わりません。
しかし、いったん決まった以上は、民進党の名の下、同志を募り、大同団結を図る覚悟です。
昨年の安保関連法案の強行採決など、安倍政権は強引な運営を続けています。
この姿勢に歯止めをかけるためにも、私たちは、民進党という旗を掲げ、健全な二大政党制を目指し、その一翼を担う政権交代可能な野党勢力の結集を図ります。
◆早期の代表選を求める
ただし、名前ではなく、中身が重要であることは言うまでもありません。そのために現在、私たちの考えや政策を広く示すべく、綱領の作成を進めています。
結党の理念を「自由」、「共生」、そして「未来への責任」という3つとすることについては、合意が出来つつあります。自由と民主主義に基づいた立憲主義をしっかりと守ること、そして再分配・社会保障政策を進めて格差の拡大を防ぎ、あらゆる人々が共に生きていくことができる社会、それが私たちの目指す国作りです。
単なる看板の掛け替えではく、本当の意味での新党となるためには、こうした理念を外向けに発信し、新たな体制のもと与党と対峙していかなくてはなりません。
そこで必要となるのは代表選挙です。私は党の副幹事長を務め、執行部の一員ではありますが、早い段階での代表選の実施を求めていきます。
新党は結党後すぐ、2つの衆院補選、参院選に臨むことになります。また、参院選とダブルでの衆院の解散総選挙も予想されています。政権交代のためには、ここで広く野党が結集しなければなりません。
もちろん、理念や国家像がかけ離れた政党との連携には慎重でなければなりませんが、強引な政権の姿勢に不安を感じる多くの国民の選択肢となれるよう、民進党の発展に全力で取り組んで参ります。(了)
スタッフ日記「お水取り」
東京事務所のインターン生です。
先日奈良事務所に研修に行き、凄いところに連れて行っていただきました。
東大寺、お松明。この2つの言葉で奈良の方々はだいたい分かってしまうのではないでしょうか?そうです!東大寺二月堂で行われる「お水取り」です。
14日間しか行っていないお水取りの期間中に偶然奈良に行って、そして実際にお水取りを見ることができたのは本当に奇跡でした!
二月堂に着くとまず、参拝者の人の数の多さに驚きました。
そしてお水取りが始まると1人の人が長さ6m重さ40㎏のお松明を、私たちのいる所よりもはるか下から、見上げるほど高い堂まで階段を昇り、担いでいきました。お松明が堂の淵から空に突き出された瞬間、思わずその迫力に感動し「おぉ~!」と言ってしまいました。
また、堂の淵を走りながらお松明を転がした時に火花が下に落ちていく様子がとてもきれいでした。大きな塊が落ちた時に、参拝者がみな声をそろえて「あぁ~」と言う場面などもあり、一体感があって楽しかったです。
案内をして下さった方のお話から、1回行うだけでも大変なお水取りが、奈良時代の752年から今まで絶えず行われてきたと知り、奈良の歴史の深さ、それをずっと守り続けてきた奈良の方々の想いの強さを感じました。
初めての奈良は東京では感じられないこと、体験できないことばかりで刺激的でした。何より奈良は根付く歴史を大切にし、未来に受け継ぐいいところだなと思いました。(ガンバとなかまたち)