第566号 政策進捗報告会
現在、政調会長代理として次期マニフェスト作成に着手しているのですが、私には作成に当たって一つのこだわりがありました。
執行部を離れていた1年半の間に地元や全国を回りながら多くの有権者の皆さんとの対話の中で感じたこと、それは、政権運営におけるマニフェストの実行に対しての真摯な反省と総括です。
もちろんマスコミの報道によるような、「何もできていない」ことはありません。しかし、できていないことも率直に認め、それを自ら反省しつつその原因を明らかにし、どうしたらできるのか、あるいは、もはやできないと判断するのか、という真摯な姿勢が求められているのではないかとの思いが強く、就任当初からこのことを訴えました。
いま必要なことは、ただ単に政策のとりまとめであるマニフェストを作ることではありません。政権交代選挙で訴えたマニフェストについて、「できたこと、できなかったこと、できなかった理由」を明らかにし、真摯な反省とお詫びの上で「どうすればできるのか」ということを国民の皆さんとの対話で明らかにすることです。
支持者はじめ政務三役経験者、09マニフェスト作成関係者からは、「できたこともあるのだからそのことをしっかり伝えるべきだ、お詫びから始まってはダメだ」の声があることも承知しています。しかし、現状は民主党の信頼は大きく失墜し、マニフェストへの信頼は失せたと言っても過言ではありません。そのような状況で、「できたこと集」をいくら伝えようとしても私は困難だと思っています。党の再生と、国民の信頼を取り戻すためには、決して欠かすことのできないプロセスとしての「真摯な総括」が必要なのです。
◆政策進捗報告会
11月10日(土)より週末の4日間(11日、17日、18日)、全国11ブロック11都市(福岡、大阪、札幌、東京、名古屋、仙台、高松、埼玉、横浜、金沢、広島)で、野田総理以下9名(細野豪志、安住淳、江田五月、直嶋正行、中川正春、長妻昭、蓮舫、馬淵澄夫)がスポークスパーソンとなって広く有権者の皆さんの声を聴かせていただく「政策進捗報告会」を開催いたします。私も札幌、埼玉、広島でスポークスパーソンとして出席します。
この政策進捗報告会で、マニフェストに関する客観的な達成状況をお伝えし、厳しいご意見に耳を傾け、真摯に反省し、またお詫びもしながら再生のための一歩を踏み出す未来への意見を伺ってまいりたいと思っています。さらにこうした皆さんの声を、次期マニフェスト作成に生かします。それから地方議員はじめ友好団体との「マニフェスト意見聴取会」を県連主催により開催し、まさに広く開かれた場での議論によるマニフェストづくりに取り組みたいと思っています。
多くの国民の皆さんからは、遅きに失するとのお叱りもあろうかと思いますが、私自身、使命の中で考えられるすべてのことを全力で取り組んでいくしかないと思っています。
各地の「政策進捗報告会」は、動画配信にて生中継されます。民主党のホームページからご覧になれますので、ぜひ、ご視聴頂ければと思います。 (了)
スタッフ日記「ハクビシン」
僕が住んでいるのは、四ツ谷の築49年のアパートです。新宿の隣、というとだいたい街の様子が想像できるかもしれません。
そんな僕の部屋に侵入者が現れました。
ある日、ごはんを炊こうと流しの下の米袋を開けると、空っぽになっていました。乏しい僕の記憶では3合くらい残っていたはずだったのに、文字通り、全くなくなっていたのです。ビックリするよりもとにかく不思議で、よくよく周りを見てみると、流しの反対側の壁に大きな穴があいており、しかも、小動物がいたような足跡や痕跡がそこここにありました。
ネズミかなあ、そんな風に思い、ひとまず管理会社に連絡をしました。すると、「ハクビシンが住み着いて困っているんです」と驚きの答えが返ってきました。ハクビシン!あのイタチによく似た尻尾の長い動物です。そんなものにこんな街中で遭遇するとは思ってもみませんでした。
だいたい体長が1mくらいあるものですから、屋根裏を走り回られるとおちおち寝てもいられません。そのたびにホウキで天井をつついたりするのですが、効果はほとんどなく、ただただ疲れ果てるだけの日々が続きました。
しばらくして、管理会社から「追い出しました!」という連絡は来たのですが、どうやら同じルートをたどる習性があるらしく、最近になって、またその気配を感じています。
恐ろしい…。また眠れない日々が続くのでしょうか?(SCハマー)