男は黙って...
予算委員会質疑の後は、行政刷新会議の事業仕分け第1ラウンド、衆院国土交通委員会の大臣所信一般質疑、二次補正検討、マニフェスト主要項目検討、税制要望、予算最終調整へと続く。
息つく間もなく、これらの対応に追われる。
事業仕分けは、残りは水、木、の非公共事業部門。第1ラウンドで対象事業48項目のうち27項目が仕分けられたのだが、「廃止」は1、「自治体または民間の判断に任せる」が6、「予算要求の縮減」が16。まだまだ、続く。
さらに、二次補正予算の検討を図る「経済対策検討チーム」が招集され、その後すぐに「マニフェスト主要事項等のヒアリング」で高速道路無料化予算について議論。
粛々と、作業を進める以外にない。
この週末は久しぶりに奈良の自宅に帰ることができた。しかし、久しぶりとなると公式日程が詰まる。
まずは、県連と県との協議会。概算要求後の「地方から中央への陳情」という仕組みを抜本的に変える新たな仕組みを党が構築中。それにあわせて、県連も「地域戦略会議」を設置し、県下の陳情要望を一元的に管理することにした。
一方、陳情にとどまらない日常的な県との協議の場を持つことを荒井知事に提案申し上げてきたのだが、それが具体的に動き出すことになった。もちろん、議会で議論すべきは議会に任せるが、党・政府の窓口となる県連との間で、地域の課題の抽出など情報共有の必要性も痛切に感じているところ。今後は、定期的あるいは適宜に協議を実施することを、協議会の枠組み検討も含めて行うことを確認した。
一方、奈良市では市の事業の二日間に及ぶ事業仕分け。行政刷新会議と同様、構想日本の皆さんがお手伝いをされている。「奈良に来て、やってますゥ!」、元気なN女史の声を携帯で聞きながら、市民の関心も高く大盛況だという報道と併せて、少なからず国の事業仕分けのニュース効果がこの奈良市にも及んだかな、と思う。
事業仕分け、賛否いろいろあるが、査定される側に立つ政権の一員としてゴチャゴチャ言わずにただただ、「ありがたいと思っています」のコメントしか発していない。とにかく、「男は黙って○○ビール!」が耳に残ってる世代だから、ゴチャゴチャ言うな!ということしか頭にないのだけれど。
仕分けも、予算も、マニフェストも、そして補正も税も国会も、言いたいことが山ほどあれど、己(おのれ)の仕事にまい進するしかないんだよ。と、あらためて一人うなずき、新幹線で闘いの場(東京)に向かう。