東へ西へ

2006年5月30日 (火) ─

 昨日は、朝一番に上京して国会へ。

 奈良からの修学旅行生が国会見学に来るということで、記念撮影。皆さんと一緒に写真を撮って、すぐさま東京駅に戻り奈良へ。国会滞在時間、15分。

 年金不正免除の問題で、「やはり現場に行かなければ!」と奈良社会保険事務所と、奈良社会保険事務局に向かう。

 事務所長、次長、国民年金課長と面談。今回の不正免除の実態について、奈良事務所の状況を聞く。

 そして、すぐさま奈良事務局へ。話には聞いていたが、確かに事務局の入っているビルは立派だ。事務所の老朽化した建物とは大きな違い。

 全国的にそうだということらしいが、オフィスの外観だけで言えば社会保険庁というのはまったく恐ろしいほどにステレオタイプで出来上がっている組織のようだ。

 事務局長と総務課長との面談では、まだ本庁に報告書を作成している最中ということで、資料などの提示はできないとのこと。何となく歯切れが悪い。しかしいわゆる「不適切な事務処理」が2類型あったことは事実。事務所長以下が、何でもオープンに実態を話してくれたのとはずいぶん違う気がする。

 それに、事務局に一歩足を踏み入れた瞬間の局内全体の硬い空気は、何とも強烈に感じた。相当、構えられたということか。別に、話を聞きに伺っただけなのだが。

 事務局を後にして、今度は京都へ。

 ここでは、社会保険庁の「不正やずさんな業務の実態」を厳しく追求している弁護士さんと面談。無理言って、急遽のアポを入れていただいた。

 直接、不正免除に関わる問題を取り上げておられるわけではないが、社会保険庁に対する根深い不信感をお聞かせいただき、また遭遇されている実態を知ることになる。これはこれで、別の機会に糾していかねばならない問題と認識。弁護士事務所を辞する。

 そして大阪へ。ここでも、かつて社会保険事務所の問題で関わった方との面談。

 やれやれ、東へ西へと飛び回って、朝から一切食べものを口にしていないことに気づく。書生のトシも、フラフラだ。

 オニケンから、年金偽装追求チームの打合せに代理参加してもらった結果の報告。

 とりあえず、論点整理を行い、質疑に備える。

東へ西へ