日銀副総裁と「想いは同じ」?
2012年3月4日 (日) ─
「円高・欧州危機等対応研究会」で取りまとめた緊急提言は、党の政調、さらには日銀へと提出してきた。
とりわけ、日銀は白川総裁へと面会を求めてきたが海外出張ということもあって西村副総裁にお会いいただいた。
提言の骨子と概要を説明終えると、西村副総裁からは「想いは同じです!」との発言を受け、提出に行った一同みな色めきたつ。手法はともかくとして、デフレ脱却に向けた強い意志、ということだろうがとにかく、「まだまだ手ぬるい!」との厳しい提言を受け止めてもらうだけでも意味がある。
ブルームバーグの僕へのインタビュー記事(http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M071551A74E901.html)が、日銀にはかなり厳しい論調で載ったもんだから、副総裁との面談も飛ぶかと一瞬思ったが、真正面から「重く受け止める」と回答いただいて、まずは行動第一弾。
ここで、手を緩めず、更につないでいく。
衆院予算委の出口も見えてきたところで、野田総理・谷垣総裁極秘会談の一報。2月25日を超えて、選挙制度問題が暗礁に乗り上げた段階で、こちらへ振れるのは予想通り。またまたスイングもあるかもしれないけど、こういう時は、冷静に落ち着いて物事を見極めることが大事。軽挙妄動は厳に慎まなければならないことを、仲間と確認。
しかし、「肝心なことが抜けたまま」、やはり、突っ込むんだな...。
日銀副総裁と「想いは同じ」?