新年度我が家のクラス替え

2012年4月14日 (土) ─

 新年度、長女のしほりは就職し、次女のりいなはママになり(ってことは、ジイさん!)、三女のありすは大学へ、長男錦之介は高校三年、四女の雛子は高校生、末っ子のプッチは中学生になった。

 とうとう我が家には小学生はいなくなった。

 「もう、これで、うちにはチビはいないわねぇ...」というヒロコの言葉に、まぁでもプッチはチビじゃないの?と生返事で応えると、「何言ってんの!、あの子ったら生意気盛り!、あなたが甘やかすからああなったんだから、最後の子育てはヨ・ロ・シ・クお願いします!」と逆襲された。

 で、なんで?、俺の、せい...?

 しかし、振り返ると第一子から始まって22年もの間、子ども(小学生以下)が我が家にいたってこと。十分に楽しませてもらった。何かと手がかかって大変だったり、さすがに50超えて運動会でお父さんするのしんどかったりとかあったけど、今思えば楽しいことしか浮かんでこないしありがたいことだねぇ、とヒロコに告げる。

 更に、ピキピキ動く赤ん坊が今度は孫として我が家に訪れるようになり、子どもの泣き声は相変わらず絶えてないのかもしれない。

 しかし、落ち着いて奈良の家の中にいると、いつも賑やか、いや、やかましいなぁと思っていた空間も、徐々に大人が増えて静かになってはきた。

 三女も東京の大学に進み、奈良にいるのは下の三人。「お手伝いできない子ばかりなんだものー」という母親の声には幾分かの寂しさも混じっているのだろう。

 一方、僕は昨年末に長女が宿舎を出て行って、今年からは部屋の中で裸でウロウロしようがとがめられない独り身の気楽な生活をしていたのだが、4月からまた三女との二人暮らしが始まった。

 お姉ちゃんの時は、夜の帰りが遅いの気にしたり、部屋片付けなさい、と小言言ったりしなければならないのが少々負担だったんだけど、今度はどうだろう。

 せっかく、のんびりやれてたのになぁ!とこぼしたら、「おらんようなったら、また、と次々に娘さんが一緒にお父さんと暮らしてくれるやなんて、ありがたい話やないですか」とスギちゃんに諭された。

・・・うん、わかってる。

新年度我が家のクラス替え