広島の夜に想う
2012年8月5日 (日) ─
広島入り。
毎年訪れる広島であるが、何とも言い難いもやもやした感情を抱きながら平和公園を歩いた。
夜9時時点の気温と蒸し暑さは奈良と変わらないかもしれないが、吹き抜ける浜風は何とも心地よい。少しホッとしつつ、夜間も続くであろう平和コンサートの胡弓の音に足を止め、橋の欄干に身を任せながら耳を傾ける。
昨年は、福島第一原発事故を踏まえながらの平和祈念式典に緊張感を持って参加したものだが、今年はさらに重い気持ちで参加しているのがあらためてわかる。
より担わなければならない責任を感じながら、自らの無力感と、加えて、去って行ってしまった仲間たちの心情に想いを馳せる。
本当に、このままでいいのか。
このような状況を、どう国民の皆さんに理解を求めるのか?深い反省と自らへの問いかけが求められている。
今、自分のできることを最大限仲間のために尽くそうと、全国を回りかつ自らもしっかりと地元の皆様に伝えようと試みている。もちろん、それも試行錯誤だ。迷いながら、つまずきながら、そして転びながらも取り組んでいる。
昨日は、神奈川だった。頑張っている仲間と共に、少しでも期待に応えるために歩を進めたい。
明日、平和祈念式典で改めて、自らに問うてみようと思う。
広島の夜に想う