小沢代表の下(もと)

2008年9月9日 (火) ─

 昨日、小沢代表の無投票再選が決まった。これで、ようやく代表選挙をめぐる一切が終わった。

 自民党は総裁選挙で大騒ぎだが、民主党は小沢代表の下(もと)、一致結束して総選挙勝利に向け突き進む。

 代表選挙については、僕は野田佳彦衆議院議員を全力で支えて戦うつもりでいた。野田さんの判断のもとで、どんな場面でも行動を共にする覚悟でやってきた。しかし、さまざまな事情の中で野田さんは一度は決意した代表選出馬を断念された。断腸の思いであったろうと思う。無念だったろうと思う。しかし、これも野田さんの判断。支えようとした立場としては、ただただ傍で見守る以外にない。

 一部の報道には、まるで僕があおったかのように「馬淵氏が、『あなたが出ないなら私が出る』と迫る場面もあったという。」記事まで載ったが、まったくの事実無根。

 このメディアには強く抗議した。不確かだったので伝聞調で書いたとのことだったが、許しがたいと抗議した。このようなでたらめな話がまことしやかに流され、そしてどんどんと思わぬ流れが作られていく。

 あれからもう3週間が過ぎようとしている。

 落ち着きを取り戻した民主党とは裏腹に、自民党では総裁選挙がショーと化している。

 対岸で行われているパワーゲームに、なぜかむなしさを感じるのは僕自身が3週間前をいまだ整理できていないからなのか、それとも失ったものの大きさを実感しているからなのか、正直わからない。

 ともあれ、今行うべきは目の前の解散総選挙に全力で立ち向かうことのみ。総裁選にかき消されようが、どんな逆風が吹こうが、必ず勝つ!の強い心を持ち続けて、コツコツと精進を重ねる。

小沢代表の下(もと)