再度の参考人招致質疑

2005年12月3日 (土) ─

 渦中の人、肝心の姉歯建築士が欠席となって、不満の残る12月30日の参考人質疑ではあったが、急遽、姉歯氏の出席による参考人質疑が再度開かれることになった。

 12月7日に2時間。民主党35分と短い時間ではあるが、同僚議員との分担で、またも質疑の時間をいただいた。ありがたいことである。長妻筆頭理事と、三日月理事からの要請で質疑に立つ。

 今日も、続々と情報が流れてくる。

 29日の参考人質疑で、イーホームズの藤田社長がその名を語らなかった、とある設計士からの情報。「姉歯物件は危険!。」の話は、その情報提供者が誰かがさまざまなところで語られたのだが、結局、今日昼に渋谷区のアトラス設計の渡辺氏が名乗り、記者会見まで行った。

 どんどん、役者が現れてくる。

 さすがに、こうした情報のスピードには着いていけない部分もある。

 昨日から、メディアの皆さんから情報があるのではと取材を受けるのだが、捜査機関でもなんでもないので、ありません、と答えるしかほかない。
だって、ホントにないもん!。

 しかし、チョット、国会の場を勘違いされているかもしれない。われわれは、捜査機関でもなんでもない。

 国会は、唯一の立法機関であると同時に、行政の監視機関でもある。だから、われわれは、立法措置を図るために必要な事実の把握は努めなければならないし、また、緊急的に行われる行政の措置についてもしっかりと監視機能を果たさねばならない。そのための機関として、参考人招致や、証人喚問、委員会質疑を行うのである。

 結構多かったのが、「なぜ、証人喚問を行って、明らかにしないのか!」といった類のご意見。

 しかし、何度も言うが、われわれは捜査機関ではない。議院証言法に基づく証言を法で規定される証人喚問は、それなりの要件が必要だ。

 まずは、参考人招致と委員会での行政の対応の確認だろう。そして、それでも十分明らかにされないとした場合に、国民の多くがそれを求める場合に、更なる審議となる。しかし、それは、あくまでも先ほど述べたように立法措置と行政執行の監視機能を果たすためである。

 犯人探しと責任追及は、関係当局に委ねざるを得ないのである。

 さて、12月7日の参考人質疑、皆さんの不満や疑問に思うところを突いていきたい。

 今のうちにどしどし、ご意見ご要望をお寄せいただきたい。

再度の参考人招致質疑