二つの民主党
本日、民進党と希望の党が合流して国民民主党が誕生した。
両党併せて109名のうち、不参加を表明する議員が47名(43%)おり、衆参合わせて62名(57%)の政党は、残念ながら、「恩讐を超えての大同団結」とは言いがたいものとなった。しかし、昨年の衆院解散時の急転直下の分断劇から半年を経て、ようやく再編への第一歩が示されたことは極めて重い。バラバラな野党をまとめる一歩の為に、ここまで粘り強く党内議論と交渉を重ね続けてきた大塚・玉木両代表の尽力には心からの敬意を表したい。
私自身としては、日本の政治変革に向けた本質的な再編をめざし、まだまだ無所属の浪人として、「一丸の会」を率い、引き続き地域と向き合いながら、より大きな塊を作るべく努力を続けて参りたい。
とりわけ、今回の新党合流に際して、慎重な姿勢を見せている、浪士の仲間に対しては、周辺環境について、できる限りの心配りが図られるよう、汗をかかなければならないと思っている。
浪人予定候補者の各地の地元、地域事情は複雑で、かつ、極めて厳しい状況にあるのを、私自身、身をもって感じている一人である。現職ならまだ立っていられる状況でも、浪人となると、そうはいかない。このような微妙な状況を、現職の皆さんにつぶさにお伝えすることも、私の責任だ。
これで、私たち、民主党→民進党の仲間は、立憲民主党、国民民主党と二つの民主党に再編された。もちろん、無所属でとどまっている方々もいるが、この二つの民主党を今後、どう、まとめていくかが、政治の変革の要諦である。
自由民主党、社会民主党、とアタマに2文字付く民主党は既に二つある。今後、これらの○○民主党、そしてその他の政党も含めて、できる限りまとめ、一丸とすることが大きな使命である、と肝に銘じて、取り組んでいく。