争点転換
2008年4月8日 (火) ─
山口2区が告示になった。
この選挙の争点はもはや道路ではない。間違いなく後期高齢者医療制度による医療崩壊の顕在化と年金問題未解決だ。
4.15ショックとも呼ばれる、年金からの医療保険天引きによってようやくとんでもない制度が自分たちの生活に降りかかることに気づかれた方も多いと思う。
山口2区で柳井を歩いていても、問われるのは医療費のことだった。直近のメディアの世論調査でも、ガソリン値下げに対する評価が下がり、むしろ一般財源化の行方、果ては歳出に対する新たな振り向け先に国民の関心は向かい出した。
民主党の後期高齢者医療制度廃止法案が国会に上げられれば、それは国民の意思を反映した議論として注目されるだろう。山口2区の選挙結果に大きな影響を及ぼす政策課題としてやがてメディアが一斉に取り上げることになるだろう。追い風となることを期待し祈る。
一方、6月15日の会期末までの60日ルールを考えて、与党は昨日の4月15日までに通すべき法案は全部通せと号令をかけていたと聞いていたが、国家公務員制度改革基本法案はとんと下りてくる気配がない。閣議決定は4日だからもう10日以上経つのに、たなざらしは与党の手によるものだ。結局、官僚制度の改革を阻止しようとする族議員に阻まれているのか。
後半国会の目玉と言われてはいるが、制度設計は数字取れないんだよね、メディア的には。なかなか、こっちは国民的課題には持っていけないかな。
民主党の対案は、今日、NCに中間報告が出される。3年かけて作り上げてきたものだから、中身は十分吟味され尽くしたものだ。渡辺大臣の応援するばかりじゃないが、さっさと官僚制度改革やろうよ!
争点転換