ライブドア一色
昨日の午後よりシステム障害により、一切のメールチェックやメールマガジン発行が不可となり、昨晩は発信できなかった。
せっかく、前原代表と長島代議士の両名の素晴らしい代表質問についてのコメントを載せようと思っていたのだが、一日以上たってしまい、もうチョットずれたのでやめる。
しかし、惜しいな。
前原代表の質問と長島代議士の質問は共に格調高く、素晴らしいものだった。与野党がっぷり四つの、堂々とした議論を示すものであり、とりわけ今まで言われていた「民主党はどんな国づくりを目指すのか?」を、明確に示すものであった。
もっと、マスコミに取り上げられてもおかしくない内容だったのに、残念ながらライブドアの堀江社長逮捕に吹っ飛んでしまった。
テレビで繰り返されたのも、前原代表のライブドア問題を取り上げた部分だけ。
ライブドア問題はこの日記でもかつて取り上げている。フジテレビとの経営権をめぐる買収攻防についての堀江社長の言動に対して、「経営者としては稚拙な言動であると言わざるを得ない。」(05年3月18日第424号)と僭越ながら書いた。
そして、とうとう堀江社長の逮捕。容疑はいずれ捜査当局によって明らかにされるだろうが、「やはり」の印象は、多くの人が持ったものではないだろうか。
この問題で私の論点は3つ。
ひとつは、東証という日本の資本市場の致命的な脆弱性が明らかにされたことと、所管である金融庁の責任。
そして二つ目は、低経済成長下における唯一の牽引力となるはずのITセクター=New Economyが、この事件によって「虚業」というラベリングがなされてしまうのではないかという懸念。
そして三つ目が、堀江社長が語る「金で買えないものはない」という価値観が今の時代の若者に圧倒的に受け入れられてきた事実を警鐘として受け止めると共に、もう一方の価値観である、物の豊かさから心の豊かさへ、というものをどう発信していくべきかということが問われているという大人の責任。
これらについて、これから、語っていきたいと思う。
それにしても、ライブドア一色、残念!。