ナイショ
2006年2月10日 (金) ─
久しぶりに家族と電話で話す。
ここんとこ、質疑や弾込めで忙しくて声も聞けなかった。ヒロコが出た後、「プッチに代わるわねー。」とそっけない。なんだよ、冷たいなーっと思いながら、なにやら、バタバタしてるようだ。
「パパー、あのネー、チョコ作ってるのー!。」と、おっきな声。
ご飯食べた?、お風呂入った?、といつもの言葉を発するよりも早くプッチの声が飛び込んでくる。
「ヘェー、チョコ作ってんのー?。」と聞くまもなく、5番目のヒナコが受話器を取り上げて早口でまくし立てる。
「お父さーん、何にも作ってないよー、ヒナコたち何にもしてないからねー!。」「エッ、ハイハイ。」と聞いてると、三番目のアリスもすぐさま受話器を取り上げて、「別に何もしてないから、忘れてねー!。」。
返事に困る。
電話の向こうでは、「何で、言うのよー!」、「だってぇ!」、「ギャーッ!」、とけたたましい。
ケンカはダメだよ。仲良くしててね。そう、つぶやきながら、「わかった、わかった。」と言って電話を切る。
君たちの小さなナイショの話は、奈良に帰るまでに忘れておくことにするよ。
ナイショ