まっすぐひたむき訪中記(その1)

2005年11月20日 (日) ─

 訪中である。民主党の有志議員団として。

 メンバーは団長の岡田克也、津村啓介、田村謙冶(以上「衆」)、藤本祐司、蓮舫(以上「参」)、そして事務局の私。会館からツムツムと一緒に成田空港へ。ツムツムを見れば、荷物は小さなストローラーバッグ。自分では結構コンパクトに仕上げたつもりだったが、さらに荷造りの上手な人がいた。

 14時55分の定刻どおり機は離陸。機内はガラガラ。早速、一列をわがもの顔で使わせてもらう。まぁ、言っても3時間半ほど。それほど苦痛ではない。かつて、ニューヨーク駐在時代は、あの13時間を何度往復したことか。飛行機での過ごし方にすっかり慣れてしまっていたっけな、あのころは。

 しかし、最近では長時間の乗り物といえば新幹線ぐらい。それでも2時間20分だから、あっという間。それに比べればちょっと毛の生えた程度か。

 北京空港で、中国共産党中央対外連絡部(中連部)の出迎えで、中連部本部へ。劉洪才副部長とともに会食ならびに懇談。昨日の王毅大使もそうだが、幹部の方々の意見は判を押したように一致している。間違っても、個人的見解なども出てこない。

 現在の政府に対する見解や、今後の見通しも含めて意見交換をした後に、ホテルへ。と、ここでトラブル発生。藤本議員の荷物が行方不明。さすがに、これは青ざめる。

 私は習性で、荷物を機内預けにしないのだが、それも駐米時代にさんざんあちこちで荷物をなくされた経験があるからだ。行った先の初日に荷物がないのは、ホトホト困る。落込む気持ちはよくわかる。

 空港へ荷物を探しに行くことも含めて、一同見守っていた。ようやく深夜0時前に空港で見つかり、藤本議員の手に。

 やれやれ。

 ま、心配していたと言いながらも藤本さんと一緒にみんなでロビーで飲んでいたのだが...。

 と、そこへ、岡田さんが、マッサージを終えて現れる。絶妙のタイミング。やっぱり、心配してくださってたんですねぇ、と藤本議員。

 そ、マッサージ受けながら、まっすぐにひたむきに気にかけておられたのです。

まっすぐひたむき訪中記(その1)