うまざけ
2007年1月11日 (木) ─
奈良味酒フェスティバルのオープニングパーティーに駆けつける。
奈良の造り酒屋がこぞって自慢の銘酒を提供し、奈良の方のみならず全国へと奈良の味酒(うまざけ)を広めていただこうとのフェスティバル。今年で3回目ということだが、県市の観光部局や観光協会、ホテル、旅館業の方はじめ多くの関係者方が集まって奈良の酒を楽しみ、発信をしていこうという趣旨(だと、思う)。
県内から集まったそれぞれの銘酒をいただく。大吟醸から、金賞受賞のお酒やら、仕込み水まで試飲できる。あまりにおいしいもので、ついつい各ブースをまわり、相当に酔いが回ってくる。
お酒を振舞う商売をする側の、魚佐旅館のカネやんこと金田社長や、会議所の先輩の白鹿荘の舟戸さんらと「こんなに旨い酒があんねんから、もっと全国に知って欲しいなぁ!」と語りながら奈良の潜在力の大きさを改めて実感。
確かに、八木酒造の八木会長も会の冒頭乾杯のときに、「日本酒と言うと灘や伏見やと、とかく言われがちやが日本酒の原点は奈良。奈良にはこんなに素晴らしい酒がある!」とのお話があったがホントにそのとおり。
かつて、奈良へ応援に来ていただいた折、我らが横綱、日本酒通の野田元国対委員長が絶賛されたのも奈良の銘酒だった。ぜひとも、日本酒愛好家の方々にはこの奈良のお酒を知っていただきたい。
もちろん、お酒には好みがあるだろうと思うが、私の好きなのは豊澤酒造の豊祝大吟醸や、梅の宿、談山正宗など。
談山正宗の仕込み水のおいしさはこれまた素晴らしい。何でも峰の分水嶺が3つに分かれているところの水で、これは全国でも珍しい。奈良の自然と、歴史から名水と銘酒が造られているのである。
奈良の酒は、「うまざけ」。歴史資産と共に、味わっていただきたい。
うまざけ