「郵政民営化」の「終局」
2005年10月11日 (火) ─
郵政民営化法案の審議が終局し、委員会採決の後本会議採決へ。政府法案が成立し、民主党案は否決された。
前国会から数えて、120時間16分の審議を経た郵政民営化法案が可決された。小泉総理も竹中大臣も満面の笑みを浮かべて本会議場を後にする。
原口筆頭理事とお疲れさん!の握手。
やっと終わった。
自民党も民主党も多くの仲間を失うきっかけとなった郵政民営化法案。死んだ子の年を数えるかのような感慨に陥りながら、わずか6日間で、練り上げたわが方の郵政改革法案。
与野党の両者が、それぞれの想いをもってぶつかった。
委員会採決を終えての理事会は、闘ったもの同志が持つ特有の一体感のようなものが流れていた。
「もう、郵政で顔を会わせたくないな。」の声が漏れる。
「3年後の見直しがありますよ!。」と返し「そのとき、政府側かもしれませんよ。」と強がり言ってみせる。
「今回、政府側に立ってるつもりだったんだモンなぁ。」とかえって慰められる。
理事の皆さんともお疲れ様の、ご挨拶で締めくくり。
「終わり」をあまり言うと、参議院の皆さんに怒られてしまうのだが、私のお役はとにかく終わった。どっと、疲れが出る。
選挙にはやっとこさ退院していたが、再入院してしまっていた父が明日、また退院ということで国会から新幹線に飛び乗る。父の顔を見て、また明日国会に戻る。
新幹線の車窓を眺めながら、総選挙後の疲れが抜けない中、本当に多くのことを学んだ「郵政民営化」は、決して忘れることのない国会での大きな経験になったなと、感慨に浸っているのである。
「郵政民営化」の「終局」