50点!

2007年2月15日 (木) ─

 「50点!なんて言ってちゃぁ、ダメだよー!」と、店のドアを開けると奥からいきなり声をかけられる。行きつけの食堂のマスターの人懐っこい笑顔に癒される。

 トレーニング帰りに立ち寄った、もう20年来通っている水道橋の洋食屋「ベジタリアン」。

 かつて、サラリーマン時代にボディビルディングに励んでいるころジム仲間と通った店だが、ベジタリアンという屋号ながら、ハンバーグやチキンカツやポークソテーが旨い。「イヤー、すみません。」とペコリと頭を下げていつものテーブルに着く。

 13日の質疑は、予定の時間が短くなったことと、事務所費問題をこの日にどうしても取り上げねばならない国対方針の中で本来予定していた部分とは違うところが回ってきたために時間配分をミスった。

 財務大臣に関する質疑は、沖縄振興利権に絡む問題として大きな構図を示さねばならないと思っている。そこまで充分踏み込む質疑ができなかったのが悔やまれるが、次の機会に「続く」というかたちにはしたつもりだ。

 密着取材を続けてくれていた、日本テレビの「ニュースゼロ」の取材班に質疑直後のぶら下がりインタビューで答えたのが、自分での採点「50点」。そのテレビを見たマスターの言葉だった。

 熱心に取材してくれた記者さんや番組編成の方にも申し訳なかったが、何よりテレビにかじりついて期待していただいた多くの視聴者、国民の皆さんに充分お応えできなかったことが悔やまれる。

 国対、予算委理事の皆さんにも本当に申し訳ない思いでいっぱいだ。

 委員会室を出てきて感想は?と問われたときに、実は思わず口を突いて出そうになったのが、「こけちゃいました」だった。マラソンの谷口浩美選手が、かつてオリンピックで転倒しメダルを逃したときのコメントだ。しかし、ちょっとな...と思い飲み込んだ。

 しかし、自分なりに大舞台での課題としていた「落ち着いて」「丁寧に論理を構成」していくことは、できたのではないかと思っている。

 いろんな反応が来ているが、質疑をうわべではなく細部まできちっと見てくれている人が多いのに驚く。

 正直、「丁寧な論理構成」を身上としている自分の質疑スタイルは、ぱっと見は地味に映るだろうなと思っていたのだが、細かいところまでチェックしてくださる方がおられるのは心強い。

 とにかく、丁寧に、自分なりのスタイルを作っていきたいと思う。そして、臆せず常に義を求めて、堂々と立っていきたい。

50点!