1区選挙事情

2008年9月25日 (木) ─

 奈良1区。現職の比例復活で議席を持つ鍵田代議士が本夕4時半に記者会見を開いて、不出馬を表明された。代わって、前回郵政造反組として無所属で出馬し落選となった森岡前代議士が自民党に復党して公認候補となるとのことで、お二人の共同記者会見となった模様。

 マスコミ各社からいっせいに、コメントを求められるが僕はいつも同じことしか言ってない。相手が誰であろうと、関係ない。ちなみにマスコミには次のようにコメントを書き送った。

「政治家は自らの理念と政策を国民に語り、選挙になればその信を国民に問うものであると信ずる。したがって、相手候補が誰であろうと自らの姿勢は変わることはない。政権交代を目指して、堂々と訴えていく。」

 ずーっと、こう言い続けてきたんだけどなぁ。居場所を探して、それでも直接話が聞きたいと来られる記者さんたちもいて、取材も受けたけどそれ以上のコメントはないんだけど。

 あえて言えば、「見るべき相手は、国民。勝つべきは相手は己(おのれ)。」である。

 選挙といういわゆる「戦い」は、相手候補との戦いではない。唯一、戦うべき相手は己自身でしかない。弱い自分、ぶれそうになる自分、臆病な自分、卑怯な自分、驕れる自分、怠惰な自分、さまざまな人の弱さに向き合ってそれを乗り越えていく、克己こそが選挙で政治家に求められるものであると信じる。

 そして、そのときに見つめるべきは「国民」だ。

 誰のために、自分は政治を行うのか。所属政党のためでもなければ、自分のためなど断じてあってはならぬ。

 すべては、国民のため。

 この一点が曇ることさえなければ、何も恐れるものはない。自らを信じて、そしてさらに克己して、臨む。

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