麻生内閣の憂鬱

2008年10月20日 (月) ─

 麻生内閣の支持率が急落した。

 毎日新聞(45%→36%)と共同通信(48.6%→42.5%)の2社のみの調査結果だが、政権枠組みについてもまたもや民主が逆転した。

 これは、麻生総理の答弁の不誠実さが伝わったのではないか、と毎日の記者さんにはコメントした。

 すでに述べたが、衆院予算委での答弁はひどかった。はぐらかす、茶化す、ごまかす、答えない。

 時には「話術」としてそういったテクニックも必要かもしれないが、内閣発足時の初めての予算委員会でそれはないだろうと思った。

 とりわけ、道路特定財源の一般財源化は眼中には無いようで、予算に対する改革の意思は全く感じられなかった。衆・参と同じような答弁を繰り返されたことで、国民は落胆したのではないだろうか。

 あと、地元を歩いているとよく言われるのが「夜の会合」の多さ。

 総理といえどもさまざまな会合に顔を出すこともあろうかとも思うが、特に某ホテルの「高級会員制バー」での飲食にかなり反応があるようだ。「エライさんは、のん気なもんやな。」との指摘は数々。

 僕が麻生総理に、「夜は控えられたほうが...」などとアドバイスする立場にはないが、周りは何も言わないんかナ?

 結局、麻生さんも「裸の王様」になりつつあるということか。個人的には人間的魅力を感じる方と思っていたので少し残念な気もするが、これも時代のうねりの中で背負った運命なのかもしれない。

 またもや選挙のタイミングが語られそうだが、僕は淡々と町を歩く。

麻生内閣の憂鬱