証人喚問の反響

2006年1月19日 (木) ─

 昨日の証人喚問の反響もすさまじい。

 「まぶちすみお」のHPとブログのアクセスだけで一日で29664件。それに連動するメールもとてつもない。党の耐震偽装究明サイトも9万を超える。

 反響には9対1ほどで賛否両論ある。

 昨日のヒューザー小嶋社長への尋問で、安倍官房長官への小嶋社長からの働きかけを意味する発言を問うたことに対して、1割の「政争の具にするな」や「住民の救済に向けての質問がない」との意見も見られた。

 もちろん、政争の具などということでは毛頭ない。加えて言えば、被害者救済は重要な行政措置であると信じているからこそ、行っている真相究明である。

 今回の耐震偽装問題は、本質的な制度の欠陥にあると思っている。

 もちろん、その中で罪を犯したものがいるからこそ事件になっているのであるが、制度の欠陥とそしてその制度の整備の中で予見すべき立場にいた政治家や行政の責任も含めて検証しなければならないと考えている。

 しかし、そのような本質議論を行う前に与党は早々と「捜査の手が入ったから」と幕引きを図ろうとしたのはわずか1ヶ月にも満たない先月の20日のこと。その上、早々に「支援措置」とよぶ案を打ち上げて事態の収拾を図ろうとする政府に、「待った!」をかけることこそわれわれの役割であると信じてきた。

 そして、国民の皆さんの声により、ようやく越年で証人喚問までこぎつけた。さらに、とり沙汰されている政界および官界との癒着の構図を置き去りにしてはならないとの強い思いを、長妻筆頭理事と共に国交部門の仲間と訴え続けてきた。

 なぜなら、今日まで放置されたこのような欠陥制度こそ、かつての建設業に群がる政官業の癒着の構図のまさしく負の遺産だからである。

 これを正さずして、真の住民救済も、真の「あるべき姿」の制度構築もない。

 この思いを理解していただいたからこそ、住民説明会のテープにもたどり着けたし、住民の皆さんのご協力も得られた。

 この国の腐敗の構図を正さない限り、真の改革などあるはずがない。

 ただし、チョット反省は、小嶋証人の態度に腹を立ててしまったところか。

 ヒロコから電話で、「プッチが、『パパ怖い』って。」。

 そっか、怖い顔してたか...。

「でも、言っといたわ。おうちをね、引っ越さなくちゃいけない子たちもいてね、幼稚園も変わっちゃうかもしれないんだよ。かわいそうでしょ。そんなことになっちゃったから、パパ怒ってるんだよ。」

 そ、本当に苦しんでいる人のために働くことこそ政治。

 プッチに伝えてもらった言葉をめぐらしながら、自分に言い聞かせた。

証人喚問の反響