解散先送り

2008年10月3日 (金) ─

 麻生総理の代表質問に答える小沢代表の所信表明演説は、堂々と力強くかつわかりやすく、議場で聞いていても「総理」の風格を感じるものだった。翌日の新聞評やメディアの報道を見ても、好意的に受け止められたようだ。

 世論的には、麻生・小沢でどっちが総理かわからない状況。

 この所信表明は、麻生総理にとって内閣発足直後の低い支持率を挽回する「奇手奇策」だったのかもしれないが、完全にあてが外れた。

 加えてこれも報道からだが、自民党の選挙区調査で「大敗」の予想が上ったとのこと。

 麻生総理はもともと解散については先延ばし論だったと思うが、与党内にも解散先送りの空気が流れ出した。果たして、今日3日の解散はないし来週の補正予算審議もまずは2日間が決まった。さらなる審議要求に対しても柔軟な姿勢を示そうな気配でちょっとずれ込む可能性が出てきた。

 岡田克也予算委員会筆頭理事から、質問準備をしておくように指示を受け、さー、こりゃモードを変えなきゃいかんわと集中力を高める。

 土俵に上って相撲をとるつもりでシコ踏んで、さー、いざ!と思ったら「こちらでございます」と和室に通され正座して囲碁を打つことになった、みたいな気分。

 気合入れてがんばるしかないが、からだが選挙向けになっているのでつらいつらい。

解散先送り